うつわやブログ

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April 1, 2006 2:14 PM

忘れられていた茶碗

tyawann1.jpg

ポットミル(灰などを粉砕する機械)を使う為に台をはずすと茶碗を発見!
この茶碗はは1年以上前に釉薬テストを兼ねて作ったものでした。

電気窯と私の腕では、どれくらいのものが出来るのか想像も付きますし理解できてるつもりなのですが、新しい土や釉薬のテストなどの場合、ついつい期待が膨らみ過ぎてしまい、窯の焼成中には、出来もしないような高麗茶碗なんかを思い描いてしまいます。
頭の中は高麗茶碗ですから窯出しをしたものを見ると、がっくりしてしまいます。
この茶碗も そうして工房の片隅にほったらかしにされたものでした。

改めて観て見るとそんなに悪くないような気がしてきました。
高台 もそんなに悪くない。
高麗茶碗との比較したのが問題でした~
しかしながら、茶道具の理想は高く持ちたいものですよね

この釉薬(内ヶ磯の古窯跡の近くで取れた泥と灰を合わせています)も使い方によっては面白いものが出来るのでは!?と思い、
合わせの比率を変えるのと焼成温度を変えて再テストしてみます
現実を受け止めてがんばろ。

違う角度からの姿は・・・
tyawann2.jpg

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Comments (4)
中村洋幸 ( April 2, 2006 9:02 PM ) 返信

中村です。

この茶碗良いですね。焦げ具合でしょうか?釉薬の濃淡がトテモ好きです。高台の土付き?の所の少しメクレ気味と云うか厚みと云うかコケティッシュな女性の唇を想起させます。でも轆轤目はとても力つよい味が出ていますよ。今度行く時まで有るのかな?

中村さんコメントありがとうございます。
この茶碗エントリーしてよかったです。
茶碗はトワールさんの個展までは自宅保管しておきますので100%ありますよ~
焦げの感じは灰汁(アク)の影響で赤味をおびてるようですですね。
他の角度から見るとヒマ(釉薬のヌケ)があるのでキツイ印象かもf^_^;。
写真後ほどupします

高森愛希子 ( April 10, 2006 6:45 PM ) 返信

初めまして。
先月、陶磁器フェアに初めて行き、三島蕎麦猪口を購入した者です。
陶器のことは全然分からないのですが、目が回るほどのたくさんの陶器の中からうつ和やさんの作品に出会えたこと。嬉しいことでした。
私もこのお茶碗色も形も素敵だと思います。
トワールさんでの個展、ぜひ伺いたいと思います。

高森さんこんにちは。
マリンメッセではありがとうございました。
会場は多くの人で私も疲れていましたが、高森さんもお疲れさまでした。
閉場時間ぎりぎりでお茶の話をしましたね~。
とわーるさんではゆっくりとご覧になれますよ
またご来場お待ち致しております。

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