August 24, 2006 10:18 PM
今日の掛け軸「銀盌裏盛雪」
今日は今月最後のお茶の稽古日。
掛け軸は涼しげな「銀盌裏盛雪」(ぎんわんりゆきをもる)
床の花はムクゲで花びらに沢山の水滴が残り(柱にもぬれたあとと床にも落ちた水あとがあり)
こちらも涼しげでした。
そして本日も出光美術館のお話になり、
「あの講演はよかった!」
「しかしモノは古唐津百選やなぁ~やっぱり奥高麗やなぁ~」
「それと、内ヶ磯(古高取)もええなぁ~」と
この茶碗は先生のお気に入りのようです
以前のコメントの茶碗を作ろうと只今制作中ですが
第1回目はミスってしまい^^;
また今日、新にロクロを挽きました。
よくわかる茶席の禅語(著者:有馬頼底、発行所:主婦の友社)によりますと銀盌裏盛雪~「碧巌録」
「純度の高い銀の椀に、純白の雪を盛る。白い器に白いものを盛るのですから、どれが銀でどれが雪なのか区別がつかなくなるほど両方の白さが相まっている状況、区別がつかないかと思えば、よく見ると、あくまで一方は銀、一方は雪です。そこに区別が存在する。平等の中に差別(区別)があり差別の中に平等が存在する。」とありました。
画像追加しました。
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Comments (4)
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いや驚いた。
この茶碗をお持ちなのかと思ってしまいました。
良い茶碗ですね。
古高取はなかなか良い物が有りますよね。
出光の古唐津展見たかったな。。
いや残念でした。このお茶碗の所有者は M氏から現在 T氏になってます。
T氏に「売るとしたら、おいくらぐらいで手放しますか?」と聞いてみましたら
「たーこ(高く)こうて(買って)くれたら売るよ。。。」と、とんでもない値段を言っていましたw。
大振りの鉢に近い大きさですけど、どっしりとした貫禄の中にも田舎くささがあるようで、
かなり好きな茶碗です。いつかこのような茶碗、欲しいですね~
良い茶碗だ〜〜
熔け不足気味なのが却ってイイ風情ありますね^^
これの高台は三ツ割なんですか?
比古さんおひさしぶりです。
はい、高台は三ツ割ですよ。
実物と写真の印象がちょっと違ってる気もしますけど
今度、機会があったら高台の写真撮ってきますね。