うつわやブログ

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September 7, 2006 1:30 AM

土あじ

最近、茶碗を作って特に強く感じたのは
土によって表情が全く違ってくるという事。
あたりまえですけど、昔から 一土、ニ窯、三細工、(一窯、ニ土、三細工?)
と言われるように、
人の技術は土のもつ力には及ばないと
改めて実感しました。

sabitani1.jpg

古唐津 錆谷窯 (武雄系)
この土かなり、あじがでてます。

古唐津は、窯によって土(あじ)が違ってるのも、
惹きつけられる魅力の一つなのでしょうね。

sabitani2.jpg

これもまた呼び継ぎです~

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Comments (6)

私は、「一土、二焼き、三作り」とか
「一焼き、二土、三作り」と覚えています。

自分なりにも考えてみたのですが、
いくら土が良くても焼けていなければ土味が半減してしまいますし、
焼けていても土が悪いと駄目だと思うのです。
フォルムも当然重要であり、幼稚な造形では鑑賞の出来ないものとなるように思います。

つまり、この三つは三位一体であり、三つとも疎かには出来ないと思いますね。

そーですね、確かにこの三つは欠かせないないものですね。
いろいろ考えてみると面白いですね~作りが勝ると芸術的作品だったり
焼きが勝ると見かけ倒しで使えないものだったりとか。。。
この三つのバランスが上手くとれてこそ良いものが出来るのかも知れませんね。
66さん、ありがとうございます。

この錆谷の小皿、焼きがあまそうに見えるのですけど
断面はしっかり焼けてるのですよ。多分~

古唐津は陶工の技量だと思います。
土味は様々。
土でも無く、焼きでも無く、
技量のある作り、絵付け、
それだけで、一部陶片でも・・・
私は惹き込まれてしまいます。
器好き素人のたわごとと思ってくださいm(_ _)m。

bin_sukiさん、こんばんは。
確かに古唐津の陶工の技量はすごいものがありますね。

私がよく思うのは
どうしてこのような魅力的なものが出来たのか?と
何故、現代では出来ないのかと
いつも考えさせられます。

古唐津が製作されていた当時、窯も沢山有り、
陶工も色々な人がいたのでしょうが、
土もさまざまで人も違うのに、作った人間が同じではないか?
と思える程、作風が似ているのに驚きます。
一見無造作な作りでも、手にするとモヤモヤ悩ませるような変な無駄や矛盾が無く、歪みに嫌味が無く、持った時の重さのバランス等が私は大好きです。
当時の人たちが共通の作風を作れていたので、
素人の私としても、同じく
”何故、現代では出来ないのか”と不思議に思っています。

いや~ホント古唐津のよさは尽きる事がないですね~

現代でこのようなモノが出来ないのは、
陶工の技量はもちろん重要で欠かせないものですけど
陶工の技量(いろんな事が含まれると思いますが)
だけでは無いような気もしますね~

絵唐津の陶片いくつかありますので、紹介しますね。

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