October 1, 2006 7:50 PM
おおいしさんの今月の逸品
先日、古美術おおいしさんに行ってきました。
毎月一度はお伺いしてますので、せっかくですから
おおいしさんに逸品を選んでもらいました~というか遊んでます(^.^;)
すべて李朝です↑~なにせ膨大な数の中から選ぶのですから
どの組み合わせにするかはとても楽しく、時間の経過も忘れ、つい夢中になってしまいました。
逸品に関するお問い合わせなどありましたら→こちら
今回は伝世の李朝中期の御本茶碗や宝城粉引の大振りの茶碗なども拝見させて頂き
その後に、なにやらゴソゴソと出して下さいましたのがこの徳利です。
今まで見たこと無いものでしたので
見て直ぐに中国モノ?と思ったのですが、お聞きすると 高麗白磁で、とても珍しいとのお話。
初めて眼にするもので、この首回りから下に垂れている鉄絵も非常に面白く、とても品のよい美しい形。
おおいしさんのお気に入りだったようですが、非常に残念なのは事故に遭ってしまい
裏側は↓このような姿に、、、
おおいしさんにとってはとても残念で、悔やんでも悔やみきれない事とだと思いますが
このような見事な割れは やきもの屋からすれば かなりレアな代物!
まず、モノの厚みも眼でみて分かりますし、粘土もカオリン質だという事
断面により釉薬の厚さも見て分かり、焼成なんかも想像できます。
面白いのは胴の厚みより腰の部分が薄くなっていて
ただ削りすぎたのでは無くロクロ挽きの時から薄く作られているようです。
そんな会話をしているうちに おおいしさんは「あなたに、この徳利をあげましょう!」と
「えっえっ」「そんなぁ~申し訳ないです~」と言いながら私はしっかり
いただいてしまいました\(^O^)/
おおいしさん、ありがとうございますm(__)m 。
よいやきもの作りを目指し頑張ります!
この度も満腹です。
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Comments (2)
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この徳利、完品の時に見ていますが、なかなかいい物でした。可哀想なことをしましたが、うつわやさんの所に行くさだめだったのでしょう。
写真の耳杯も良さそうですね。こんど見てみます。
Wadaさん、こんばんは。
こんなところでなんですが先日は失礼しました、申し訳ないです。
この徳利、私のもとにくる定めと言っていただけると嬉しいですよ。
見ているとおおいしさんの無念さというか、悲しさのようなものが窺えます、
多分修理をしようと思ってらしたのでしょうね。
もらってよかったのかな?と少し気になってました。
今度行かれたら、宜しくお伝え下さい。