うつわやブログ

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November 28, 2006 8:23 PM

発掘 伝世の小皿

結構、小皿好きで(値段的にも) 古唐津のなかでも無地唐津には特に愛着あります。

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無地唐津小皿

古唐津の好きなとこって型にはまらず、同じ窯のものでも形が微妙に違って、ばらばらな感じも好きな所の一つです。(それなのになぜか作るものは、きっちり寸法と形を合わせている事に、最近すごく矛盾を感じています)

この皿は発掘された後に使用されてたもので(発掘伝世)
貫入にも染みが入り土色も変化し、どこの窯か分かりづらくなっています。

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古唐津 道納屋窯

五枚のうち(一枚目画像右下)この一枚だけ明かに違い
これは横の陶片を比較してみると、陶片と同じ道納屋窯でないかと思ってます。
陶片、役立ってますね。

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左 小森谷窯? 右 小森谷窯!

この右側は小森谷窯。口作りのそり方(かえし)は独特です。
左も、もしかして小森谷窯かな~?

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古唐津  ?窯

この二枚は同じ土アジだけど?どこの窯?もしかしてこれも小森谷?
同じ窯のモノでも、土を取る層が違ったり、同じ土でも削る時の乾燥具合が違うと違ってくるし、ましてや焼成具合でも違うので、なんだか微妙です。
そういえば以前の「発掘の小皿」灰釉ってかきましたけど、それも微妙なとこですね
同じ釉薬でも焼きが違うと発色が変わるので、こちらの五枚の発色は長石釉といえるのですが・・・。

飯洞甕窯なんてあり得ないかな~飯洞甕ってあまり見たことないんで分からないですけど

この小皿どこの窯かわかりましたら、是非教えてください。

伝世というからには箱は必要ですね。
画像追加しました。

hako.jpg
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Comments (6)

わかりません。小森谷は手元に盃がひとつあるだけで、あまり参考になりません^^;作行きが右と同じなので「左 小森谷窯?」も小森谷でよいと思いますが・・。なんといっても同様の形、キズ少の小皿が5枚あるのが凄い。それでいて発掘伝世!どの皿も味があります。これを食卓に並べたら・・・考えただけで嬉しくなりますね。

くらいけさんも小森谷お持ちなのですね。
この小皿、直径11.5cm。口反りがないと平盃にも使えたのに残念です。

今度食卓に並べてみたいですね。
でも、きっと家族は汚いからやめてくれって言うでしょうけど^^;

汚いか~。山で掘った茶碗なんて
浮浪者でも使わんて^^
小森谷は出し惜しみ中です~。。手元にある古唐津中いちばん!って思うから・・ツギハギの皮鯨。そのうちアップしますね。

どれも良い感じですね。私もこういうお皿、ついつい買っちゃうんです。でも不思議とすぐに手放しちゃったり。

小森谷、でよいのでは。あと<?>とあるお皿はなんか市ノ瀬みたいだなぁ、と。

実物みないとわからないなぁ。

小森谷の「とっておきさん」のアップ、楽しみにしています!

使い込まれて良い味の付いた小皿ですね。
私は使い込まれている方が綺麗に見えて好きです(^^)。
古唐津(特に無地唐津は)の窯の判別は難しいですね、
私も勉強させて下さい。

いや~一度にコメント頂いてたので、ちょっと驚きました。
ありがとうございます。

浮浪者以下かな~w
くらいけさんの皮鯨盃、楽しみにしています~
それと宝くじが当たるのも陰ながら祈ってます。

Moneyさん、市ノ瀬ですか。ありがとうございます。
こういうの手放す前には是非ご一報下さい。

画像を実物に近づけようとしたのですけど、
PCを換えたら画面の色が、以前のPCと全く違って
どれが実物に近いんだか分からなくなってしまいました。
やはり実物見るのが一番ですね。

bin_sukiさん使い込まれたのって、いいですよね。
このブログにもコメント頂いてるwadaさんのお勧め本で
「朝鮮民芸論集」浅川巧著。この本、昨日届いて読み始めたばかりですけど
「正しき工芸品とは・・・使用する日数に比例してその品位を増し、使用者から次第に愛されて行く・・」ってありました。やきものも同じですね。

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