うつわやブログ

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January 18, 2007 10:46 PM

今日の掛け軸「松無古今色」

今日は今年初めてのお茶の稽古日。
先生宅の玄関にはなが~い柳の枝が飾られていました。
掛け軸は「松無古今色」(まつにここんのいろなし)

そして本日、先生に古高取(内ヶ磯窯)の陶片をいただきました。
「世話になっとるからやるわぁ~」って
お世話になってるのは私の方なんですけど
あり難く頂戴いたしました。↓

matsunikokonn01.jpg

高取 内ヶ磯窯 陶片 26.5cm × 16cm

matsunikokonn02.jpg

高取 内ヶ磯窯 陶片 高台

この内ヶ磯窯の見込みの釉剥ぎは古唐津(皿屋窯)と同じ四角。
大皿(多分40cm以上はあったでしょう)の陶片なので釉剥ぎ跡も4~5cmと大きなもの、中央には李朝初期にみられる鏡まであります。海鼠発色の釉、高台も良好!

ウレシイ・・・と密かに喜んでおりましたら
「こんな、欠片 喜ぶのは あんただけやな~」と。

ブログ書いてて、他にも喜ぶ人がいる事を知っています。


そして今日もう一つ収穫がありました。

NHK美の壺 「良寛の書」の話になりまして
いろいろとお聞きしてたら「これ貸したるわ」と。
良寛さんが手本とした 伝 小野道風筆「秋萩帖」
なんかすごいものだしてくれました~
(草かな全く読めません~漢字からひらがなになる時の字みたいです)

「私が見ても訳が分からなくて理解できないし、まず読めないと思いますけど・・・」とお伝えしましたら「例え1%でも理解できれば、見ないよりはいい。」と言ってくださいましたのでお借り致しました。

matsunikokonn03.jpg
matsunikokonn04.jpg

あきはぎのしだばい(ろ脱カ)
安幾破起乃之多者似口
づくいまよりぞひ
都久似未餘理處悲
とりあるひとの
東理安瑠悲東乃
いねがてにする
似禰可轉仁數流

なきわたるかりの(な脱カ)
奈幾和多留閑理能口
みだやおちつら
美當也於知都羅
むものもふやどの
武毛能布也登乃
はぎのうえのつゆ
者幾能有部能都由

うっ・・・全く読めない・・・1%も無理!

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Comments (5)

(*'∇')ウフフフフ・・・おいらも嬉しい。

あの~~、おいら語学は苦手なんです><;。
すみません。(=^‥^A アセアセ・・・

家の玄関には、良寛の「天地(大)」の色紙飾っています。昔、根津美術館で購入したものです。李朝病の人は、良寛病にも罹るようですよ。

66さん、喜んでいただけてよかったです~
私も語学苦手ですけど地道に克服しましょう!
↓学習あるのみですよ~1%ぐらいは努力しないとね^^
http://www001.upp.so-net.ne.jp/locus/sougana.html

wadaさん、この病治らないみたいですね。
どんどん進行してますよ。
「天地」美しい字です~。
根津美術館HPでみれました。
→http://www.nezu-muse.or.jp/syuuzou/shoseki/00289.2.html
李朝工芸と良寛の書って共通するところありそうですね。
双方とも絶妙なるバランスです。

いいですね~斑や朝鮮も良いですが、
海鼠もかなり好きです(^^)。
土錆を取り除けば、さらに綺麗になりそうですが、
発掘うぶの味も捨てがたいですね。
勉強不足で古高取と古唐津の明確な違いが判断できていないので、
これからも勉強させてください。m(_ _)m。
先日、美の壺が明け方まで再放送されていて寝不足になりました^^;)。

土錆は使う場合取り除きますけど、この陶片は暫くこのまま・・・かな
古高取と古唐津の違いって判りにくいですよ~
土は違いますけど、おおまかに言われているのは、内ヶ磯の土には小さな硅石粒が混じっているとかですけど、かなり見分けは付き難く、ほとんどが古唐津として流通してるみたいですよ。

美の壷おもしろいですよね~ビデオ録画借りました。
(まだ「良寛の書」しかみてませんけど^^;)。

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