January 28, 2007 10:52 AM
吉野さんの絵唐津
今日の天気予報(九州)は雪だったのに、現在外は陽射しが降り注いでいます。
今年は暖冬で雪が積る事もなくこのまま春を迎えそうですね。
この季節にぴったりのお皿がありましたので・・・
以前「お気に入りの作家さん」で紹介しました吉野さんの絵唐津を。
この皿は一昨年ぐらいに吉野さん(唐津焼)の工房に初めてお伺いした時に購入したものです。
見込みの手前に、釉薬が溶けきれず白くなった部分がちょうど雪が積っているかのように見え、あたかも朝鮮陶工が雪の中を歩いているような一枚の絵のようで、心引かれました。
自分で作陶しますけど、他の作家さんの器も買っていますw
いろんな器を組合わせた方が楽しいですし、お互いが(器同士)引き立つようにも感じます。あまり主張しすぎる器は合わせにくいですけど。
この湯呑みは吉野さんが博多大丸で個展をされた時に購入したもので、
気に入って1ヶ月ぐらい集中して使いました。
最初の皿(画像1枚目)はしっかりと還元炎でやかれた発色ですけど、こちらはやや酸化炎焼成気味で赤みをおびています。後者の方が使うと育ちも早い様です。
拡大画像↑染みが入り少し変化してきました。
どう変化するかは使い方によっても異なり、使ってみないと分からない部分もあります。
器使いを楽しむと同時に器の成長(変化)も楽しんでおります。
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Comments (2)
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唐津の山盃などは貫入が乏しくて育たないですよね。庶民が買えるのは山盃くらいなのに。。
結局、そこが大きな壁。唐津を使いまくって味が伴ってこればいうことなしですが、安価な唐津は貫入が弱いモノばかり。気にしなくても・・と言われそうですが、出来れば使ったことの証みたいなのが欲しいじゃないですか。
唐津の盃にはそうあって欲しいのです。
吉野さんの湯のみくらいの焼け具合だと育つのも愉しみですね。高台の育ち具合も良い感じです。
古唐津のがっちりと焼けたものは、なかなか育たないですね。
古唐津の中でも酸化炎焼成気味で赤みをおびてるものでしたら多少は変化しやすと思い、試しに先日の「古唐津の修理」の小皿を現在集中して使っています。(絶対に使ったことの証のこしてやるぅ~)
吉野さんの湯呑みは、ここまでなったら使うのやめてしまいました。
なんだかこれ以上変えたくなくって・・・只今休息中です。
なかなか頑固で育たない山盃を、長い時間をかけてゆっくりと成長させるのもきっといいと思いますよ~