March 13, 2007 8:24 PM
古瀬戸の茶碗
この茶碗もまた中国青磁(珠光青磁あたり?)
の影響を受けて出来たようですね。
この茶碗は山茶碗が進化したのでしょうか
高台外側は削った跡があるものの
高台内側にはくっ付けた様な跡がみられ
畳付き部分からみても、どーも後から付けた高台のようです。
珠光青磁とは
村田珠光が侘茶の境地から好んだといわれる中国福建省の同安窯などで南宋代に焼かれた青磁茶碗。酸化焼成されたため淡黄褐色をしており、俗に猫掻きとよばれる櫛目文が碗の内外に施されている。
古瀬戸(こせと)とは
近来一般に中世(鎌倉・室町時代)瀬戸窯の施釉陶器を指す言葉で、無釉の椀・皿・鉢類(俗に山茶碗窯の製品)は含めない。また元来陶祖藤四郎作の茶入及び同類の黒色の天目釉をさす古瀬戸(ふるせと)とは全く別の概念。
やきもの事典より抜粋
箱は購入した時のままの合わせ箱
かなり窮屈な状態です。
随分前になりますが、この茶碗も成り行きで買いました^^;
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Comments (6)
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キズ気が少ないのがいいですね~。買いたいのですが良い物がなかなか無くて。高台は確かに付けているようですね。気付きませんでした!そう見ると山茶碗の進化したものという見方にも頷けます。
くらいけさん~頷いて頂けてましたか(^.^)
やはり、この茶碗って山茶碗系統ですよね。
この茶碗を買った時は、瀬戸とは知らず
付け高台を見て、後で調べてみましたら瀬戸だと気付きました。
今度手頃なの見つけたらお知らせしますね~
また、古瀬戸について調べましたら(↑追記しました)
この茶碗を古瀬戸と呼んでいいものか疑問も浮かんできました。
(室町はないかも、施釉陶器だけど山茶碗系統だし・・・)
骨董の呼名って複雑です^^;。
はじめまして。
素晴らしい!素晴らしい茶碗ですね!
器形がとても美しいです!
ネットサーフィンしてたら行き当たりました。
仰られるように、山茶碗に淵源を持つもののように感じます。
織部の茶碗でも、希に付け高台のものもあるそうです。
つまりは瀬戸の工法です。
(瀬戸で初期にのみ見られるという説も・・・)
瀬戸と美濃ならば、陶工も地域も通い合っていたはず。人材交流というかなんというか。
これも仰られるように、古美術品の時代を区切ること自体、困難ですよね。
博物館美術館の研究以外にも数え切れない茶碗が焼かれていたのですから。
素晴らしい茶碗の姿が見られて、心がなごみました。
・・・・いや、逆に興奮してますね(笑)。
どうも、ありがとうございました。
日安さん、はじめまして。
山茶碗の淵源を感じていただけましたようで
お褒めいただき嬉しい限りです。
織部の茶碗にも付け高台があるのですね~
人材交流はあったはず!と私も思います^^
瀬戸、美濃はまだまだ勉強不足で
コメント頂きとても参考になっております。
こちらこそありがとうございます。
こんにちは瀬戸で陶芸をやっています。
ずいぶん昔の記事で気が引けますが、これは古瀬戸の平茶碗で大丈夫だと思います。瀬戸か美濃かの区別は古瀬戸時代はそう神経質になる必要ないと思います。
平茶碗の高台は寄せ高台、付け高台、削り出し高台と変化してゆきます。
うつわやさんのは寄せか付けなので、南北朝はあるでしょう。
山茶碗との関係は簡単にはいえません。古瀬戸と山茶碗は同時並行的ですが、まず土が全く違って、焼き方も異なります。窯はともに穴窯で、同じ窯を共有している場合もありますが、それぞれ別個という場合が多いです。山茶碗は謎が多いです。
でも、いい茶碗ですね。うらやましいです。
tachibanaさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
南北朝の古瀬戸平茶碗。嬉しいです!
もう、この茶碗の存在すら忘れそうでした・・・またお茶を点てて飲みましょう♪
山茶碗、謎が多いんですね・・・↓一番下の「底卸目皿」なども、ホント不思議ですよね。
http://www.utuwa-ya.jp/blog/2010/09/post-331.html