うつわやブログ

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June 30, 2007 8:59 PM

茶の湯で重要なもの

先日、お茶の稽古時にとても印象に残る事がありました。

yamakawa01.jpg

その日は及台子(きゅうだいす)という棚を使った点前の稽古でした。
この棚は元々、科挙から進士になった者が冠を置いた台との事。(わかり易くいうと儒教や漢詩に優れ、政治までがわかるというすごい方の愛用品?)
その棚に茶道具が置かれ茶を点てます。

それから先生が仰られたのは
「お茶で最も重要なのは何かわかるか?
それは、家元の箱書きでもなく
着物を着飾る事でもなく、点前でもないんやでー
例えば良寛の軸があったとする、その字を良寛がどのような心境で書いたのかが
最も重要なことや!
その掛軸を書いた人の心を知ることや」と。

このお言葉は最も心に沁みました。

他の道具とて同じ事ように感じます。
それを知る(見抜く)には"進士"とまではいかないまでも、かなりの知識が必要ですね。

まだまだ遠いみちのりと思い知らされますが、
これこそが茶の世界ではないかと感じております。

yamakawa02.jpg

その日の茶碗は宋白磁の平茶碗でした。
この茶碗の中には鏡があり、ふと不思議に感じていた事を思い出し
「この鏡とはなんですか?何から来たのですか?」とおたずねしたところ
「これは、太陽やねん」と。

なんとも単純明快な解答で、すっきりしました。

※文章と写真は関係がございません。
画像がないと寂しいので付けてみました。w

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Comments (2)
desafinado ( July 2, 2007 12:13 AM ) 返信

>「この鏡とはなんですか?何から来たのですか?」とおたずねしたところ
>「これは、太陽やねん」と。

何やら「禅問答」のような問答ですね。「太陽」、本当に明快な回答で、すっきりしますね。
確かにお茶は禅と通じるので、ここから「では、太陽とはどういうことだろう?」と新たな問いを自らに問い掛けてみると、より「鏡」についてセンシティヴな感覚を持つことができるかもしれないと感じました。
とても勉強になりました。ありがとうございます。

「太陽」と言われて浮かんだのは
太陽信仰、太陽崇拝、青銅器時代、
人が古代から心に持ち続けた信仰が形となって受け継がれてきたのではないかと・
勝手に解釈しました~間違ってたらごめんなさいw。

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