July 5, 2007 7:30 PM
陶片探しの旅(3)
以前紹介した「三島の茶碗」、気に入っていればどこの窯のものでもよいと思いながらも、古唐津であるという確実な証拠が欲しくて陶片探してます。
お伺いしたのは一ヶ月前になりますが、以前に数点の陶片を拝見させて頂いた「店主曰く、これは椎の峰窯ですよ。私の父が40年前に掘ったのだから間違いありません。」と言われるお宅です。
もしかしたらまだ他にも椎の峰窯の陶片をお持ちではとないかと思い立ち寄ってみると、やはりありました!
あの三島茶碗の見込み(内側)の砂目跡(茶碗を重ね焼きする時に使った砂の跡)は通常より粒が大きく「こんな砂目は古唐津にはないよ~」などといわれる方もいらっしゃいましたが、椎の峰窯には、この粒子の粗い砂を使用したものがありました。
さすがに同じ削り、同じ土味は見受けられませんでしたが
かなり近いかなぁ~と感じております。
椎の峰窯には、このような陶片もありました。
この日は長時間色々と拝見させて頂き、なんだか手ぶらで帰るのも申し訳ないような感じになりまして
椎の峰の三島(象嵌)の碗を「これは参考資料に絶対持ってた方がいいですよ」などと乗せられて
結局、また購入(正確には未払い)してしまいました。
やはり、恐るべし椎の峰窯!
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Comments (2)
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なるほど~。“胎土目”でも“砂目”でもなく“砂土目”とか^^;現物がいちばんモノを言いますからうつわやさんに軍配ですね。
陶片が一番確かな情報なのですが、これがなかなか問題が多いようで、盗掘屋さんも教育委員会も情報公開して欲しいですね。
そうすると、まだまだ色んな発見がありそうですよ。(やはり無理かなぁ)