うつわやブログ

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August 22, 2007 11:17 PM

10年前の蒐集

古陶磁を買い始めた頃、
とある古本屋さんの片隅でこの唐津の陶片を見つけました。
何度か足を運んでいると、売れずにいつも同じ場所に置かれています。
やはり気になる。

陶片といっても、継ぎ合わせると一つの碗になるもので
呼び継ぎされた茶碗よりはお手頃な価格
これなら試しに自分で直してみようといただいて帰りました。

陶器用の接着剤とエポキシパテを使って接着し
その上から釣りの浮に使われる漆を塗り
十分使えるものとなり、満足な仕上がりでした。

mujipachi02.jpg

当時は、3、400年前の唐津が手元にあるというだけで
最高に嬉しかったのです。

仕覆は自分で布地を選び紐をあつらえ、
この碗のためにと、愛情こめて縫いました。

しかし、年月と共に人の心は変化します。
人の欲というものも果てしなく深い!

新たなモノを入手する度、喜びは増し
すでに、この碗を完成させた時の感動すら忘れ
より魅力的な古唐津を求めていますw

そして、久しぶりに見た碗は
(この下手な修理は見られたくないのですが・)

mujipachi03.jpg
mujipachi04.jpg

漆の下の接着剤?か漆?が浮いてます。

金継ぎ講座の先生曰く 
「瞬間接着剤は一時的な直しでしかありません。
時間をかけた漆の直しは、何百年もの間絶えうるものです。」と

先生の仰るとうり、体験して実感しています。

mujipachi05.jpg

そして仕覆は、後からやってきた こちらの茶碗のものに。

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Comments (2)
くらいけ ( August 23, 2007 11:24 PM ) 返信

初めて古唐津で感動を覚えたのはツギハギだらけのグイノミでした。
それを手にしたときの嬉しさは忘れられません。それより前に初期伊万里盃を持っていましたが、それとはまったく別の感動でした。構えることなく気軽に使えて、さらに育つ。そこから少しでもいい物へと欲が出るのは当然でしょう。それが今は件の皮くじらになりました^^

やはり、初めはツギハギが買いやすいですよね~
その時は確かに最大の喜びでしたが
今となってはツギハギだと大きな感動がなくなってしまい
少しでもいい物へと欲にまみれ、
買うときには、これが最後、もうこれ以上の唐津は買えないだろうと思いながら
借金が増えるばかりで困りますよw

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