うつわやブログ

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September 19, 2007 12:47 AM

三島の陶片

李朝の三島手を・・・といっても陶片です。

misimatouhen01.jpg

自分で三島を作るようになってから、模様がどのように入っているかを良く見るようになりました。
それまでは漠然とした大雑把な見方でしたが、細かく見ると面白い発見もあります。

茶碗の陶片(↑画像)は文様を入れ、化粧土を塗り、その後拭き取ったのか?削った後に刷毛を入れたのか?
刷毛の跡が残っています。
胴の部分のギザギザ線は貝を使って入れた線のようです。

misimatouhen02.jpg

外側は刷毛目のみ

陶片ながら力強さを感じます。

他の三島手は・・・

misimatouhen03.jpg

左上が宝城三島 左下は線のみの象嵌
右側2つの陶片はおおいしさんよりおまけでいただいたもの(多分、鶏龍山窯かな)

misimatouhen04.jpg

陶片、すごく役立ってます。

こちらの本家は碁盤の目が与太ってないですねw
さすが李朝、まだまだ太刀打できません。

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Comments (6)

本当に陶片は興味深いですね。特に製作者にとっては、様々な発見があることと思います。
おっしゃるように、陶片とはいえ力強さがあり素敵な三島ですね。

desafinado1さん~
4・500年前の陶工が作った三島、
ホント迫力がありますよ~
どんな人が作ったのかなぁと想像したりもしますw

この陶片みてると化粧土を布で拭き取ったような感じですね。
拭き取ったり削ったり、いろんな手法があったと見るほうが自然なのかな。お持ちの豊富な李朝や陶片から推測するなんて楽しいでしょうねぇ。

そーでしょ、化粧土の線が残ってるんですよ
いろんな手法があったと見るほうが自然なのか?
窯によって違うのか?時代によるものなのか?
陶片を持ってても、まだまだ分からない事だらけですよ~
アップしてご意見を頂ける事が嬉しくて
視野が広がります。

いやー本当にこういう陶片を見ているといい気分になりますね。
色んな事を思ってしまいます。
しかし面白いふうになってるものですね。
私も三島や粉引などの陶片が欲しいのですが、なかなか無い物です、うつわやさんはどこで扱っているかご存知ですか。よく陶片を見かけるお店や市など教えていただけると嬉しいです。ついでに古唐津の陶片についてもお願いします。
情報をお待ちしています。ブログを見ている皆さんからも情報お願いします。

ここにも書いてますが・・・一部は「おおいしさん」福岡の骨董屋さんです。
唐津の陶片は大宰府とか箱崎の骨董市とか・・・
伊万里などになると、海岸で拾われる方も多いようですね。
http://www.exblog.jp/blog_logo.asp?slt=1&imgsrc=200707/22/85/e0060485_2353853.jpg

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