うつわやブログ

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March 8, 2008 11:21 PM

キズとアジ

ものの見方は人それぞれ違いがありあります。

同業者と話をしている時に度々感じるのですが、
つい先日も、若手作陶家(古陶磁に興味アリ)の方と骨董を前に話をしましたら(所有する古陶磁自慢です)つくづく見方の違いを感じさせられました。

aji01.jpg

内側の一部分に窪み(キズ)があります

古陶のなかには土の間に枝か何かが入って、それが焼け抜けた跡や石ハゼなどのボソッとした窪みがみられるものがあります。(画像参照)

このような土の風合いがうかがえると、古陶磁好きならアジとして楽しみますが、現代の作陶家の大半はキズものとして判断します。

この味わいという感覚は茶陶の世界や古陶磁好きならではのようです。

古陶磁のアジ(キズ)自慢・・・

aji02.jpg

釉の煮え
火の迫力をも感じます

aji03.jpg

口の欠けた(虫食い)状態のまま焼成。歪加減。 大らかな面白さがあります

若手作陶家の方から
「これは焼け損ない(キズ)でしょ~
もし、これと同じものが出来たら作品として出せます?」と問われ
「・・・全く同じものだったら^^」と答えたものの

これは自然にでてるからよい感じを受けますが
意図的にだそうとすると
なんだかいやらしさがでそうな気もします。
その前に、できませんけど・・・

(この古陶磁自慢は自慢にならぬまま終了となりましたw)

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Comments (6)

どれもいいですねぇ。特に一枚目の釉調と、三枚目の歪んだ曲線の美しさといったら。

若手作家の代わりに素人の私が自慢されてみました^^v

ちゃちゃ ( March 9, 2008 11:34 AM ) 返信

いい「キズ」してますねぇ。私などは、キズが無いとすぐ飽きてしまって愛着がわきません。完品は資料的価値はあっても、つまらないです。(含、負け惜しみ。)

bion5555さん、ブログにアップしてみるもんですね~
やっと自慢になりました^^

ちゃちゃさん、なかなかのキズですでしょ~(笑)
古陶磁を買うときには、まずキズを探してしまいます。
よいキズを発見すると嬉しくなりますね。

キズを発見→買えるかも。
完品(伝世)→見るだけ。
(この価格差は大きいです)

まずそのものの価値。
次に状態(キズや修理等諸々)
そして値段。
焼物の場合は陶器と磁器により、キズの有無は大きいです。私は共直しが嫌いです。めちゃめちゃ上手い共直しもありますが。金銀直しを自ら行いたいです。でもやり方わかりませぬぅ~教えて(;^ω^A

キズと言っても上記二枚目までは、キズあるいは煮えから、またいい染みでもでてこないかなぁ…なんてお茶を喫むにしても、そのあたりでお抹茶をゆらゆらしてみたり、手に数滴日本酒をたらしてすりこんだりしちゃうものです。

ちなみに、私は、意図的なかいらぎが大嫌いです、割りたくなるです…。

Buhiさん、まずは、ものの価値ですよね~
キズばかりさがしてたら、ただの変人でしたw。
直しのやり方ですか~過去に自分で修理した例は・・・
失敗例↓
http://www.utuwa-ya.jp/blog/2007/08/post-543.html#more
ぼちぼち↓
http://www.utuwa-ya.jp/blog/2006/06/post-394.html
ぼちぼちの続き↓
http://www.utuwa-ya.jp/blog/2007/08/post-542.html
(雑な書き方なので、時間ができましたら詳しく書きます。
修理途中のモノがありますので、漆の乾燥に適した梅雨頃には。)

四月亭さん~ゆらゆら、すりすり、私もやってます(笑)
意図的な”かいらぎ”確かにあります!
片栗粉をふって釉薬をはじかせたりしてますよ。
(↑私はやってないです)
”かいらぎ”も自然にでるのが一番ですね。

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