うつわやブログ

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May 2, 2008 9:31 PM

お駄賃

なにかにつけ人によくものを頼まれます。
例えば仕覆作りであったり、骨董の売却であったり、運転手などなど。

hiradokozara01.jpg

平戸系(葭之本か柳の本窯かなぁ)
口径 10.6~10.9cm 高さ 約3.2cm

そしてお礼としていただくのが小皿や陶片です。
(というか半ば強引に奪ってます^^)

hiradokozara02.jpg

高台の畳付がかなり細いです

この小皿もそんな感じで、お駄賃として手元にやってきました。

最近の頼まれ物は・・・

katarogu01.jpg

「唐津とその周辺」のオークションカタログ

陶器まつりの時に、このカタログを知人からお借りして
来られた方が「私も欲しいから注文してください」と。

本日、自分のものと2冊注文しました(無料)

このカタログをみて、まず数の多さに数の多さに驚かされますが、
窯が記載されており、じっくり見ると田代窯の絵唐津や小森谷の天目形など
こんなのがあったの!と発見の連続。教育委員会の調査資料より凄いものを感じます。

今回はなにか手頃なものを入札しようかと考えながら
これだけ数があると迷って・・・
カタログだとキズの箇所が分かりにくいのが悔しい~
京都の下見会に行きたくなりますよ。
(どー考えても行のは無理ですが^^;)

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Comments (8)
ちゃちゃ ( May 3, 2008 7:17 AM ) 返信

私もこのカタログを持っていますが、これだけ沢山載っていると、さすがにちょっと引いてしまいます。色彩的にも「汚らしい」し…。でも、徳利って少ないんですね!

ほんと凄い量ですよね~灰釉系が多く売れ残りパッチワークセールみたいな印象で、あまりにもありすぎて引くのも納得です!
徳利のよいものはなかなかでないし、あったとしとも値段が・・・ですね。

よく考えるとこれらのパッチワークは400年前の不燃物!?と思えながらも現代陶工にとっては資料的にも得るものがありそうなので一応狙いは付けました。落札できたらUPしますよ~

ちゃちゃ ( May 4, 2008 9:07 AM ) 返信

そう言えば、灰釉系、鉄釉系が多くて、「唐津」として憧れる釉調のものがほとんど無いですね。姿も、「唐津」の凛々しさに欠けるものばかりで、「ああ、とりあえず唐津だなぁ…。」て、感じがします。とにかく、「希少性」も大事なスパイスだとつくづく思いました。

ちゃちゃさん~確かに、唐津好きとしてはスパイスの効きが悪いかもですね。
私には読み取れませんが、この中に研究者達が目にすると得られる何かがあったりしそうで・・・
松の絵(甕屋谷)などは伝世の有名な大皿が完成する以前の絵か?最盛期を過ぎ衰え始めた頃?それとも職人が何人かいて書いたのかなぁ(p3~6)とか、この窯ではこのようなものを作ってていたんだなぁ~など思いながらカタログを眺めてました。(継が多くて形が分からないものも多いですw)

くらいけ ( May 5, 2008 1:55 AM ) 返信

そんなお駄賃をくださる知り合いがおられるのも、うつわやさんのお人柄でしょうね。
そういえば、うつわやさんからお駄賃貰いましたね^^
うつわやさんにとって割の合わないお駄賃を戴くばかりで申し訳ありませんっm(_ _);m

くらいけさん、そのように言っていただけると、
私は凄くいい人みたいです(笑)
私にお駄賃をださせるくらいけさんはもっとよいお人柄ですよ^^
といいつつ、私もくらいけさんからいただいてました。
いつも有難く頂戴いたしますm(_ _)m
(古陶に執着するあまり、くださいと言わんばかりに心で訴えてますw)

ちゃちゃ ( May 5, 2008 9:35 PM ) 返信

「図録」にも目が慣れて(!?)来て、色々なものが見えてきました。でも、窯の名前はどのくらい正確なのでしょうか、教えて下さい。

えっ・もしかして・・・そうですよね~
なんの疑いもなく見てましたが、違う場合もありうる訳ですよね~^^;
小森谷、金石原は間違いないです!
他も・・・多分・・・って飯洞の茶入れとかは見たことないんでわかんないです^^;
市ノ瀬は信じられないぐらい下手な絵を見たことがありますが、写真だけだと判断できず、自信なくなってきました・・・

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