June 26, 2008 9:03 PM
小技の利いた口作り
古陶の高台もよいですが、口作りにも魅力を感じます。
高台と同じく、口作りも器によってそれぞれ違いがあり、面白いものです。
玉縁といえるほど大きくないのですが、縁から少し内側に入ったところをグッと押さえた強い線に、決して目立とうとせず、控えめながらも陶人の技を感じております。
玉縁(たまぶち)とは:壷などの口縁をいくらか厚みをもたせてひねり返し、断面があたかも玉をつけたように丸く作ったものをいう。
やきもの事典より抜粋
手元にきた時にはワレがあり、釉薬にカセもあり、決してよいものとはいえない、なんとなくみすぼらしい姿・・・
少しはよくしようと、パテを使って欠損部分を作りました。
色の違いが気になるので、上に漆を塗ってみたくなります。
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Comments (4)
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色も金か銀か、黒か赤か…。
たしかに皿などは親指をひっかけて持つときの具合などで注意が及ぶ時がありますね。
いわゆる芸がある…とでも言うのでしょうか?
色は下地に黒を塗って銀仕上げにしようと考えてましたが、赤を塗ってしまいました。
(赤漆をだしてたもので、ついでに)
皿をもつ時、縁にかかる指のひっかかり具合などは、今まで気に止めておらず気付きませんでしたが、確かにかかりやすいです!唐津の小皿はどれも持ちやすい。
理にかなった形なんでしょうか、発見です!
これもひとつの芸として、またそれが見所になったりしそうです。
(この皿にはそこしかないかも・・・笑)
まだまだ三島焼勉強中です、生乾き、削り取り、どうにかOKですが 仕上げの釉薬にグリーンセラドンをかけてしまって ピカピカ ツルツル と無残なTea Bowlと相成りました。
ゆくゆくわ 高台、口つくり、などと指でたどりあじわえる状態になれるようにと 茶わんに紫陽花を一輪浮かし もう一つに冷素麺をよそって 負け惜しんでおります。
Vick K Nishimura.
三島の削りまでは上手くできたようで、よかったです。
やきものは釉薬と焼き具合によって様々に変化するのでここからがまた難しいところですね。
茶碗に紫陽花、そして冷素麺とは、日本的な感じが漂ってきます。
ちょっと気になったのですが、アメリカで和食を箸で食べる場合でも、皿や茶碗を手に持っては使わないですよね。(器を手に持って食べるってマナー違反?)