June 30, 2008 1:17 PM
ほどよい焼き具合
今日は窯を焼成中です・・・
陶磁器では、焼きがもっとも大切であって、それだからこそ「やきもの」というのでしょう
↑「やきもの随筆 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)」より
唐津古窯のほどよい焼き具合の陶片を。
奥高麗の釉調を思わせるような、この焼け具合はとても理想的です。
多分、同じような原料を使ったと思われる、同窯の違う焼け具合を
同じ葭の元古窯でも理想的な焼け具合というのは少ないようです。
しかし、古陶のなかには焼きが悪くても、形がわるくても、心引かれる魅力的なものが不思議とあります。
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Comments (2)
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日本橋の某店で。絵唐津の発掘伝世の皿、五枚組の内、二枚は底がまるで井戸のよう。
あとの三枚の完品で…。
しかし皿は皿で小服にも盃にもならず…。
〆て75万…o(´^`)o
或るお金持ちが「ばらさないかね」と言っても知らん顔…。
帰りにうなぎを御馳走になり「うなぎなんて安いもんだ」と(笑)
そんな皿、いつかお目にかかりたいものです!
近場の収集家や骨董店に通い、なけなしのお金で支払いをしても、ボランティア活動で盗掘跡を埋め戻ししようとも、よいものはめったと拝めません(笑)。
小服にも盃にもならなくても井戸のようなら、欲しいと思えども
たとえばらしてくれたとしても、一枚ウン壱〇万
わたしも、うなぎのほうがいいかも(笑)御馳走してもらえたらなおさら・・・