August 14, 2008 11:15 PM
豆吉
先日のコメントで豆吉という名前が付いた盃です。
ものに名前が付くと見方がいつもとは変わってくるような・・・
豆吉 瀬戸生まれ、百ン十歳(推定)
生後間もなく豆のような愛くるしい顔立ちとは裏腹に、胴の傷を理由に窯主から捨てられる。
窯の傍らで旅立つ兄弟達を見送り、半ば土に埋もれながらも、笑顔を絶やさず長い時を過ごす。
ある日、その笑顔が幸いし、心ある者に拾われ瀬戸の窯からの脱出となる。
その後、人と人の間を渡るうち修理を施され、上京。
骨董の家にたどり着き、インターネットに写真が掲載される。
写真が掲載されて直ぐに行き先がきまり、トラックで運ばれ、九州に。
長年いろんな事があったにもかかわらず、常に笑顔を絶やさない豆吉でありました。
おしまい・・・
豆吉の生涯は長く、この先も何百年と続くでしょうね。
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Comments (7)
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豆吉の半生 感慨深いです。
東京町田から福岡田川に行ったのですね。
確かに「豆吉」などと名前がつくと一層愛着がわきますね。
高台にしっかりとした直しがあるのは初めて観ました。
それにしても うつわやさん 魅力的な古陶磁を得るために
どれだけアンテナ張っているのでしょうか。(笑)
兄弟のようで、
親しみを感じる名前ですね^^
おやおや、豆吉坊ちゃんと、うちの言わ猿君は里子にいったさきが一緒でしたか(笑)
紹介の町田骨董の家拝見しました。うちから40分位のとこです。
李朝小箱や半纏がちと気になりました。豆子直しをやってしまう貴殿にも(笑)
小服さん、町田から家にやってきましたよ。
名前が付くと個性までも感じられてきます。
古陶磁を得るためにアンテナ張っているつもりでも、過去に逃したものは数知れずです(笑)
66さん、そういわれれば似てました(笑)豆吉は弟分でしょうか・・・
かしこい兄と豆のような弟ですね。
あらあら、四月亭さんとこの猿君もこちらでしたか、これは奇遇です。
そういえば猿君をみかけたような気がしたんですが、あまりにも無口だったので・・・(笑)
Buhiさん、骨董の家の近くなんですね。
骨董屋さんが沢山あって羨ましい限りです。
PC不調につき、暫しインターネットから遠ざかっておりました。
遅ればせながら、書き込ませて戴きます。
物原に捨てられた不遇な生い立ちながらも、心ある人に拾われ、この度の様に社会復帰を遂げ、豆吉も喜んでいる事でしょう。
ちょっとひねくれてしまったみたいですが、末永く付き合ってあげて下さい。うつわやさんの酒量向上にも大いに活躍する事と思います(笑)
西家庵さん、PCが不調だと不便ですよね、無いならなくてすむのでしょうが、今では欠かせないものの一つになってます。
豆吉が喜んでくれてるといいのですが・・・当分は家の子ですよ(笑)
酒量向上はなかなか難しいところですね。