September 19, 2008 12:25 AM
藁灰釉の焼き上がり
今日からフェスタの開催ですが、ひき続き焼き上がりをUPします。
今回、藁灰釉の窯で最もおもしろい景色をだしたものを・・・。
これが片口ではなくて茶碗か、盃だとよかったかなぁ・・・。
以前ご好評いただいたひょげた塩笥盃も製作しました。
過去の塩笥盃は→こちら
角度によって印象がかなり変わってきます。
今回ちょっと釉のとけがあまい感じですが、生地は焼きしまっています。
9月20日 片口の高台を忘れていたので追加
それと、同じ窯で焼いた釉薬テスト。
柞灰の製造中止により新たに釉薬を作らなくてはと思案していたテストから、思いもよらぬカイラギと貫入が同時に出来た。貫入がどう入っているのかをみたいので一つ使ってみることにします。
(試行錯誤してたものとは全く異なる原料です)
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Comments (11)
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「見込みの火間の間に雫のような釉垂れ」が景色を作る 藁灰釉碗 とても良いですね!!!
陶磁器フェスタ大変でしょうけど頑張って下さい。
メールしましたので あとで確認お願いします。
片口茶碗というのもございますから、懐石で冷酒一献→水屋で清めて一服なんて、この片口ならいいですね。
小服さん、ありがとうございます。
なかなか垂らそうとしても上手く垂れないので、これは計算を上回る垂れ具合でしたよ(笑)
四月亭さん、そのような使い方だと活躍しそうですね。
ありがとうございます。明日の接客トークに早速もちいます!
いやあ、参りました。思わずふるいつきたくなるような藁灰釉ですね。感触はややざらっとした感じなのでしょうか。
いや~、この片口なら、私も欲しいです。
何となく、一時期の現代志野を思わせるようなポッテリとした釉薬ですが、九州が恋しい
私としては、梅が枝餅を連想したりもします。想像力が豊か過ぎですか(笑)
個性的な作品ですので、「塩笥盃と言えば、うつわや」と知られるようになって欲しいですね。
ちなみに、こちらの作品には陶印「い」を入れていらっしゃるのですか。
陶磁器フェスタにお邪魔出来ませんが、こちらの皆様同様、陰ながら応援しております。
ん窯の五郎さん、ふるいつてもいいですよ(笑)
感触はすべすべ肌で、かさつきはありません。
wadaさん、火間、釉垂れのないものならありますが・・・
展示会終了後、福岡方面に行きますので、ご連絡入れます。
西家庵さん、応援ありがとうございます。
塩笥盃にはサイン「い」をいれてますが、片口は忘れてます・・・
(販売先は間違いのないよう全てチェックします)
梅が枝餅といわれれば、なんとなく餅肌のような、
もち米の藁を使ってるからでしょうか・・・(笑)
>販売先は間違いのないよう全てチェックします
私の意図したところは、作家物の陶磁器を求める場合、その作風が好みだとか、作家そのものに興味があったりと、理由は人それぞれだとは思いますが、せっかく特定の作家の作品を選ぶのなら、その確証となるものを欲するのが情というものです。
それは、申しました様な陶印(窯印)または共箱、共布や陶歴の載った栞という形で具現化されます。これは、買い手の満足感や購買意欲を生むだけでなく、付加価値を高めるのに一役買うものとして無視するには惜しいとの思いから、陶印の有無をお尋ねした次第です。
西家庵さん~今まで陶印は形、原料とも写しでない限りは、ほとんど入れていませんでしたが、これからは全て入れるようにします。
今はまだ下手な「い」の字ですが、そのうちきっと上手くなってみせますよ(笑)
皆様、藁灰に目が行ってらっしゃるようですが、私は馬盥の井戸手の釉薬もなかなかのものと感じます。
この釉薬での今後のさらなる発展を楽しみにしております。
bion5555さん、ありがとうございます。井戸手ってわかって頂けてよかったです。
ちょっと貫入の入り方を見て、それから展開させようと思います。