うつわやブログ

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October 15, 2008 7:40 PM

自然の造形

時折自然が作るものに驚かされます。

まつぼっくりは乾燥していると傘を広げて、種を遠くまで飛ばせるようになっているようです。

matuboxtukuri01.jpg

このまつぼっくりは5年程前にいただいたもので、そのような効果はもう失われているのではないかと疑問をいだきながら、開いたまつぼっくりを水に浸けてみると、傘は閉じられました。再び乾燥させると傘を広げます。

matuboxtukuri03.jpg

閉じる時は先から閉じていき、開くときは枝側から開いて行きます。
いまだ理解できないこの構造に、自然がつくりだすものの素晴らしさを感じます。

まつぼっくりでただ遊んでいたわけではなく、香合製作にあたり参考の為に。

matuboxtukuri02.jpg

丑香合 松香合 焼成前

人が作るものにも感動を与えられる時がありますが、もしかしたら自然が作りだすものには及ばないような・・・。

20081011.jpg

数日前の夕焼けを見て実感しました。
(どんな名画よりも素晴らしいのではないかと)

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Comments (11)

ぶたマンに続いて、牛頭とぼっくりうまっ!!
型物は仁清並。
女受けよし(笑)

Buhiさん、うまじゃなくて牛で・・・
型は使わず手びねりです。
女性好みかしら・・・

すみません。手びねりです。ゴールドフィンガーです(笑)
ぼっくり手榴弾を想起しました。
女はこういう可愛いの大好きです。怒ると投げてきますわ。

人も自然の作り出した芸術品で有りながら、自然の姿に感動する心が有り・・・
だから作品を見たとき、自然を見た感触の様な素直で心を打つ作品が作れるのでしょうか(^^)♪。

以前松ぼっくりを集めていました。

香合の造形が秀逸です。
完成を楽しみにしています♪

松笠香合は交趾で焼くのかぁ…楽しみです…夕焼け空を見るように(笑)

 Buhiさん、見た目は手榴弾に似てますが、さほど威力はありません。

 毛無猿さん、コメントありがとうございます。
そーですね。人も自然の一部のような・・・移り変わり、消え行くものへの思いを、何らかの形に残こそうとするのでしょうね。

 がらん堂さん、ありがとうございます。
やきものの場合、窯の中で火をくぐるとかなり変わるので、焼成が難しいところです。

 四月亭さん、予定では↓この釉薬で焼こうかと・・・
http://www.utuwa-ya.jp/blog/tyawann1.jpg
安定しない釉薬なんで、自然まかせです(笑)

ちゃちゃ ( October 16, 2008 9:09 PM ) 返信

素敵な香合ですが、私の好みは、かわいいもの、デフォルメされたものです。…というわけで、我が家に嫁いできたあの「蚊遣り3号」は、毎日、耳や目や鼻や口やお尻の穴から、お香の煙を出していますよ。

ちゃちゃさん、「蚊遣り3号」元気そうでなによりです。
「蚊遣横型初号機」に香取線香を入れて2,3度ほど試してみたら、耳穴がすぐに汚れてしまいました。汚れたらお掃除してください~(世話がやけるようで、申し訳ない・・・)

私の住んでいる所には、巨大松ぼっくりが存在します。テレビなどで紹介されたこともあるかもしれませんが、その大きさはフットボールほどもありまして、風情もへったくれもございません。頭上に落ちようものなら怪我しそうな凶暴松ぼっくりです。唱歌「松ぼっくりがあったとさ~♪」のお猿もビックリですよ。
造ってみますか?実物大(笑)

西家庵さん、かなり遠方にお住いのようで・・・
(時差がかなりありそうですね)
写真の松ぼっくりは大きくて(10cm)珍しいからといただいたのですが・・・
フットボールサイズですか~私もビックリですよ。
この実物大には無理があります。といって作ったらびっくりするでしょうが、作れません(笑)

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