うつわやブログ

  • /

October 31, 2008 7:13 PM

粉引の火間

ちょっと前にやきもの屋さんの間で、粉引の釉薬の掛けはずしについて話題になりました。

李朝時代の粉引にある火間は、白泥(化粧土)ではなく、釉薬に火間があり、 その釉薬の掛かってない部分が使っていくうちに黒く変化し、景色を作っていくのですが・・・

kohikinohima00.jpg

李朝粉引 釉薬による火間

それを現在では白泥を掛けはずし、下地の土色をだして、釉薬を全体に掛け景色を作るようになっています。
(最初は釉薬を掛けるさい自然と出来た掛け残しが、時が経つごとにデザインだけが残されるようになっていったのでしょうね)

李朝と同じように釉薬を掛けはずしてみると・・・・

kohikinohima01.jpg

未使用だと、失敗したようにしか見えないような感じもします(笑)

参考までに・・・
↓白泥による火間、その上を釉薬が覆ってる場合は下の画像のようになります。

kohikinohima02.jpg

場所が高台で、なんですが・・・
画像がこれしか無かったもので

Trackback (0)

Trackback URL: http://www.utuwa-ya.jp/mt/mt-tb.cgi/2429

Comments (8)

先日はありがとうございました。象嵌杯がどう育つか楽しみです。

新しいブログのレイアウト、なかなかよいですね^^

それにしても市ノ瀬の茶盌が頭を離れません。あの姿には、やられました (買えないけど><;)。

こちらこそありがとうございます。盃は気長に成長を見守りください。
私もあの茶碗が忘れられず、同様にいただいたきんつばの味も忘れがたく・・・
やや食い気が勝りながらも、市ノ瀬の茶碗に思いを馳せてます。(もちろん私も買えません・・・)

ブログが新しくなったのに3枚目の写真はちょっとお粗末でしたね(笑)

お~お~少し観られない間に進化してましたね! ブログ!
何かすっきりしっとりしていて良い感じです!!!
ホームページとのつながりも良い感じです。少しずつギャラリーの充実も期待してますよ。

好きなんですよね 私も粉引の火間。

新装開店おめでとうございます。
火間についてはおおせのごとくで、作家物の粉引は作為がありすぎるのが???です。
それで本歌通りにつくると味が出にくいとか…(笑)

きんつば、ご満足いただけたようで何よりです。
私も最近出会ったのですが、なかなかのお味だと思います^^

この粉引茶盌はうつわやさんの私物ですか?よいものをお持ちですね。
凛とした美しさと、李朝のおおらかさが同居した盌だと思います。

小服さん、ブログは進化したものの私が使い方を理解できるか不安もあります(笑)
とりあえずはギャラリーに定番の写真置いてますが、これからも頑張ります。

よい火間を作るのって難しいですよ~古陶の指跡を参考にどのように釉薬を掛けたか探ってます。

四月亭さん、ありがとうございます。
どちらよりなっても、なんだかしっくりといかずですよね。
ちょうど好いころあいができるとよいのですが・・・

bion5555さん、きんつば、美味でしたよ。

この粉引は宝城窯の粉引で、裏には一文字のくっ付きがあります。
大きさも鉢ぐらいありますので買えました(笑)
http://www.utuwa-ya.jp/blog/2006/06/post-391.html

朝鮮古陶磁には疎いものですから、古い粉引にある火間は、
化粧土の掛け外しによる胎土の露出だと信じておりました。
現代陶の火間は、意匠として作られているのですか。う~む…

この粉引、銘はございますでしょうか。
無ければ、鋭い線条の火間にちなんで「本職」はいかがでしょうか。
スイマセン、またふざけ過ぎました(笑)

西家庵さん、私も人から聞くまでは化粧土による火間と思い込んでおり、三好粉引の写真を見直して釉薬であると確信しました。
現代陶による粉引の釉薬火間は、まだ見たことがありません。(化粧火間はよくみます)

この粉引鉢には銘はないのですが・・・
「本職」ですか~(笑)
もっと、ふわ~っとしたような、色気のある銘がよいかなぁと思いつつ、「本職粉引」って言うとかっこいいような気もしてます(笑)

Post a Comment

カテゴリ
最近のブログ記事
アーカイブ

↑