うつわやブログ

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November 6, 2008 2:37 PM

絵唐津の小皿

時代のある唐津のなかでも、よい絵が書かれていると、小皿といえどもびっくりするような値段ものがあります。

egaratukozara01.jpg

そのようなものを拝見していると、金銭感覚が多少麻痺し、絵が小さくても、絵の発色が劣っても、安く感じてしまう事があります。
(後から冷静に考えると、安くはないと分かります)

egaratukozara02.jpg

この細い二本の線があるだけで、無地唐津ではなく絵唐津に分類され、価格が増すのはちょっと悔しい・・・

この絵の図柄は平戸系の柳の元、葦の元窯に多く見られ、白っぽい土色からしても、その辺りの窯ではないかと思います。

egaratukozara03.jpg

ゆるやかな腰の丸みに、色白の土がほんのりと赤く色付いており、そのへんがかわいくて買ってしまいました。

お値段的には絵が無くてもよいかも・・・

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Comments (5)

この絵唐津はいい味しています。
鉄絵の発色も品があります。
高台も焼け味も最高。
言うこと無しです^^

この草一本五千円くらいするのでしょうか?
せっせと使ってあげましょう。

ちなみに行きつけの料理屋に唐津さんという常連さんがいて、
「ハイ唐津さん」
なんて聞くたびに、頭の中にはいろいろな唐津のぐい呑みが走馬燈のように…

66さん、ありがとうございます。
ちょうどよい焼け具合で、いいと思うのですが・・・
もう少し安いということ無しですよ。

四月亭さん、草一本それくらいです。
向い側の草はひょろひょろしてるんで、ちょっとお安くなりますが(笑)

「ハイ唐津さん」なんて言葉が飛び交ってたら、おちおち呑んでられませんね。
もしかして、斑に皮鯨、無地の筒など、思い浮かべて酒の肴に・・・

一筆五千円なら、いくらでも描いて差し上げたいところですが、
私じゃ駄目なんですよね、四百年前の陶工じゃないと(笑)

少々深みがある造形は、同じく平戸系である小森谷を想わせますが、
口造りは、小森谷のあの独特な端反りとは趣を異にしてますね。
参考の為に、こちらのお皿の寸法を教えて戴けないでしょうか。

大阪市立東洋陶磁美術館で酒器中心の企画展が催されているようです。
出品目録で確認する限り、日本の古陶磁からは備前と京焼きの二点で少々
寂しいですが、同時開催「韓国陶磁の美」と合せて一本でいかがですか。

「企画展 酒器に酔う-東アジアの酒文化」
http://www.moco.or.jp/jp/index_f.html

古陶磁に一筆描いていただいても後絵になります。
なんでしたら自作の器に描いていただいても・・・五千円にはなりませんが・・・(笑)

小森谷に多くみられる端反りもよいですが、こちらの口作りも好きです。
寸法は 口径 12.4cm~13cm 高さ 約3cm です。

企画展のお知らせありがとうございます。
行きたいのですが、予定が詰まって無理っぽいです~
「青花 窓絵草花文 面取壺」ゆっくりみたいですね。
(ちょうど「冬萌の朝」という本を読んでいるので、なおさらです)

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