うつわやブログ

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January 17, 2009 8:37 PM

唐津焼の小皿

変な呼継ぎですが、修理をやり直せばよくなりそうなので、買ってみました。

20090117karatuyakikozara01.jpg

多分、武雄系 口径 約12cm 高さ 約3.5cm

継ぎの陶片がおかしな付き方になっているので下手にみえますが、本体の状態はさほど悪くないようです。
このような状態だといくらか手頃ですが、修理代が高くついては悔しいので、この皿は自分で直そうと思っています。

20090117karatuyakikozara02.jpg

ちょっと荒れた感じの肌合

古唐津の印象も人それぞれに違いがあると思いますが、この感じが・・・
私の中では古唐津らしい古唐津なんです。(継ぎの事ではありません)
最初に見た"老鶴"という枯れた茶碗の印象が強く残り、その釉調と似たものをみるとせつなくもなります。

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Comments (8)

なるほど この感じがうつわやさんにとっての 古唐津らしい古唐津なんですね! ちょっと荒れた感じの肌合 ですかあ~。
う~ん同感です!! 

急に本物の古唐津の茶碗の高台周りが観たくなって来ました。 遅ればせながら本年も宜しくお願いします。茶道具期待してます。 自慢のうつわやさん作の暦手の茶碗で一服(冬ですが平茶碗でおかわり)。

いいですね、この枯れた感じ。錆谷窯あたりのお皿ですか。

>私の中では古唐津らしい古唐津なんです。
渋いこと仰りますね。一升瓶から直接古唐津の茶碗にお酒を注いで、
黙々とお呑みになってそうです。肴も塩だけとか(笑)

いいですね、枯淡でありながら艶もある。
「老鶴」に向こうを張って「老松」とでも名づけましょうか?

ちなみに老松は回りに姫小松を植えないといけないそうです。

小服さん、最初に見た古唐津がこのような感じだったもので・・・
茶人(商人)の指導が入ってないような素朴なものでしょうか。

急遽、短期間臨時の仕事をひきうけたので、茶道具作りのほうはゆっくりながらも、三島の碗成りは製作中ですよ~いつもお使いいただきありがとうごさいます。本年も宜しくお願いいたします。(自作の修理、よかったら遠慮なくお送りくださいね)

西家庵さん、持っている錆谷窯の小皿と似た感じです。しかし確実なところは分からずですよ~

渋いというか・・・ひとりよがり的なものさしかも知れませんが、当時の陶工の姿がうつしだされるように重なっています。
>一升瓶から直接古唐津の茶碗にお酒を注いで、黙々とお呑みになってそうです。肴も塩だけとか(笑)
私ってこんなイメージなんですね(笑)残念ながら下戸なんですが、塩は好きです(笑)

四月亭さん、ありがとうございます。
小皿ごときに格のある銘をいただき、今後「老松」と呼びます。

>ちなみに老松は回りに姫小松を植えないといけないそうです。
なるほど、「姫小松」も何か考えないといけませんね。

Money ( January 19, 2009 9:30 PM ) 返信

それにしても凄いセンスの呼び、ですね(笑)。

言わんとすること、痛いほどわかります。「古唐津らしい、古唐津」、との行、打たれました・・・。

Moneyさん、この呼継は私のセンスではありませんから(笑)

普通は”古唐津”というと「斑」か「絵」だと思うのですが・・・
どーなんでしょう。

古唐津は無地、が一番だと私は思います。

無地いいですよね~。
しかしながら上がりのよい斑をみたり
のびやかな絵を見ると、心奪われます(笑)

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