January 25, 2009 12:55 AM
汐景の嫁ぐ日
今朝も雪。時折差し込む日差しで少しずつ解け始めます。
今日は営業を兼ねた食事の予定。車で行くには、帰りに雪が積もり道路が凍結してはと心配になり、久しぶりにJRで行ってきました。
営業のお供に、43日間、手塩にかけ育てた汐景(塩笥碗)を、連れていきました。
汐景がどのような発育を遂げたかは↓こちらを参照ください。
「粉引の観察日記」汐景の日々
http://shihoge.exblog.jp/
粉引の変化を見てもらうために、汐景を連れて行ったのですが・・・営業先で可愛がられ、お酒を注がれると瞬く間に変化していきました。
この姿が気に入られ、お酒が呑みたかったのではないかと言われてしまい・・・
今後は酒を呑ませて育ててみたいとの事。
観察日記をつけているので、これはお渡しできないのですが・・・また同じものを作りますからと、お断りするものの、見込みにある釉剥げなども気に入られ、収集家持参の古唐津よりもいいとおだてられ(お世辞と分かりながらも、この言葉にはかなりの効きめがあります)結局はこちらで、お世話になることとなりました。
(粉引の観察日記は、新しい塩笥ができましたら交換するか、新しい塩笥で再開いたします。)
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Comments (8)
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始めまして、いつも拝見させて頂いてるのですが素晴らしい粉引に釣られて始めての書き込みを・・・。
粉引は使い込むとどんどん成長していくのでなんだか子供を見ているような気持ちになりますね。
しっとり蕩びたお肌はなんとも言えず美味しそうで李朝を思わせる風合い・・・。
こんな杯で飲むお茶やお酒は格別の味がしそうで羨ましいです。^^
沙器さん、コメントありがとうございます。
やっとここまで育てあげたのですが・・・嬉しいやら悲しいやらで(笑)
お茶を飲むにはちょうどいい大きさなのですが、盃するにはかなり大きいですよ。
サイズはこちらを↓最初に使った時の記事です。
http://www.utuwa-ya.jp/blog/2008/12/post-25.html
離れてみれば、寂しくなり・・・早急に製作にとりかかります(笑)
な、なんと… 巣立たれましたか…
観察日記をみながら、一緒に可愛がってきたのに。
お幸せに(T_T)/~~
私も驚いています。見込みの釉剥げと手取りの重さ、縁の僅かな欠けに、買い手がないだろうと自宅用にしたのですが・・・
一緒に成長を見守っていただきありがとうございました。
もしかしたら出もどる(新たな塩笥と交換する)可能性もあります。
幸せかどうか、汐景の様子を見に行ってみますので、その時はご報告いたしますね。
こうやって同じ視線での観察日記は「育つ」のが良く分かりますね。使い込む人(日記を書く人)は大変でしょうけど 器好きは凄くす~ごく楽しめます。
「粉引の観察日記」再開を渇望します!! わたしのうつわやさんの粉引片口は育っているのかな? 抹茶か煎茶しか飲まないからなあ~ 今度珈琲や紅茶にも使おうかな。
小服さん、日記は写真を撮り貯めメモ書きしといて、まとめてUPしてました。
(気分的には夏休みの宿題のような感じです)
毎日みてると変わったかどうか全く分かりませんが、写真を撮っていると変化が直ぐにわかりましたよ。珈琲や紅茶だと貫入がでやすいようです。可愛がってやってくださいね。
お茶を飲むにも、汐景がいないと寂しいので、観察日記は、また再開します。
人の使ってるもののほうがよく見えるのです(笑)
どーもそうのようですね。私はここで使っていただいてる塩笥盃の方がいいと思うのですが(笑)