February 11, 2009 8:20 PM
型物の時間
前にUPした作家さんも型を使って制作しており、型によって様々ものができます。
4回目、型物について・・・
以前、作っていた型と器を持参する。弟子入りしていた頃は、型物ばかり作っていた。明代の古染(外型)や箱物(内型)などを写真で説明。単純な型であれば、短時間で多く制作できる。
楕円や扇面など、原型を作れば複雑な形でも同じように作ることができる。
昔は、木型、粘土型(素焼型)などあったようです。
石膏型を作る。
前回、簡単にできるよう市販の容器を使い、石膏を流し込んでおく。(この時、粘土で制作するにあたり使いやすいよう手のかかる部分を作っておくと型から外しやすく、後から削る手間が省ける。石膏を流す前にママレモン原液を塗っておくと外れやすい)
石膏が乾いた後、好みの形に削っていく。
タタラ板で粘土をスライスし、板状の粘土を均等になるよう型にかぶせ、そわせていく。菊皿のような凹み部分には外からヘラを入れしっかりと押さえる。口を切りそろえ、小さなものはそのまま高台を付ける。型から抜き、少し乾燥させ仕上げをする。(大きなものは歪やすいので、この時に高台を付ける)
(生徒にも石膏削りを手伝ってもらう、参加した方が楽しめる気がした。)
2月16日 追記
4月2日 追記
有光先生の工房にて撮影した古染写しの向付と石膏型
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Comments (2)
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型物の「耳」というんでしょうか…あれがはみ出てるのが好きだといったら、某作家がほんとにはみ出た部分までそのままで焼いてくれたのですが…あの鯛焼の耳って美味しいじゃないですか…鋭利な刃物みたいで、もつと痛くてしょうがありません(笑)でも、おかげで定番ができたとよそでは評判はいいようです。
明代の古染(外型)…これ興味あります。
美味しいとこもっていかれたような・・・
型物からはみ出した粘土を、ちょっと乾燥させ、パリッととって、残ったところを削るのが大好きでした(笑)焼きたての鯛焼の耳をつまむのと同じ感じ。
(しかし、四月亭さんのこの発想は凄いです。作り手には思いつかないですよ)
>明代の古染(外型)…これ興味あります。
考えてみます。お時間を・・・。