うつわやブログ

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May 31, 2009 1:18 PM

出生窯の調査

先日、九州陶磁文化館で開催されていた現代作家の作陶展を見に行くときに、以前「古陶磁の鑑定いたします」といった内容の張り紙があったのを思い出し、気になっていた青磁大皿を持参しました。(その青磁大皿は→こちら

連絡もせずにお伺いしたため館長さんはお留守。しかし他の方が快く見てくださり、図録によって発色の違いなど丁寧に説明いただいたうえ「多分、波佐見のほうではないでしょうか」との見解をいただき、その時付き添ってくださった友人が波佐見焼の学芸員の方とお知り合いということで、真相を確かめるべく波佐見まで足を伸ばすことにしました。

20090530hasami01.jpg

波佐見焼 中尾上登窯跡

波佐見で学芸員の方に持参した大皿を見ていただくと・・・
奥から陶片を持ってこられたので拝見する。
中心の陰刻だけが違うものの色の発色、周囲の彫り、高台の感じも同じでした。
その青磁の皿が作られたのは、波佐見の木場山窯と判明。

それからお勧めいただいた「陶芸の館・観光交流センター 」に行くと、こちらには同手の大皿が展示されておりました。

20090530hasami02.jpg

くらわんかも、かなりの数。時代ごとの移り変わりも分かりやすくまとめられており、名称もわかりました。

20090530hasami04.jpg

撮影してよかったのだろうか・・・
(問題があるようでしたら削除します。)

20090530hasami03.jpg

この感じ、ちょと似ている・・・。

私のもっている"くらわんか"(二重?格子端反碗・一重斜格子端反碗)の出生もわかるのではないかと思い、後日学芸員の方にくらわんかの写真をメールでお送りしたところ、格子端反碗は波佐見の可能性が高いとのこと。(そのくらわんか茶碗は→こちら

この日はいろんな方にお世話になりました。丁寧な説明をいただき、大きな学習となっております。

(他、小溝、天神森、小物成、拝見)

6月15日 追記

お遊びで、印籠の代わりになりそうな唐津を、
密かにだしていたのに、だれも気付いてくれなかったので・・・。

(これも出生窯の調査といえるかも・・・→「トップモデル」

20090521egaratututu10.jpg

この画像に隠れし三草の御紋のからつは、かっての目利き達によって争奪戦が繰り広げらるまでになった盃と同じく、共に土と火を分け合った兄弟にあらせられる。しかと、鉄粉のある位置の違いをご覧あれ~ 

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Comments (3)

感心致しました。
尋ねる所さえ間違えなければ、
きちんと答えが出るものなのですね。

可能なら、私もご同行させて戴きたかったです。
助さん、格さんの位置づけでは恐れ多いので、
うっかり八兵衛くらいでいかがでしょうか(笑)

私も同手の陶片を拝見した時には驚きました!
「あの~写真撮らせていただいて宜しいですか?」とお聞きしましたら・・・「どうぞ、どうぞ!あの~私もその皿の写真撮らせていただいて宜しいですか?」と言われ、互いに写真の撮りあいっこしました(笑)

可能なら、是非ご一緒に。
うっかり八兵衛、了解です!(笑)
どなたか印籠の代わりに古唐津を持参してくれるとありがたいのですが・・・。
それと名台詞もお願いします。

たまには遊んで、自ら印籠(唐津)と台詞を用意してみます。

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