June 3, 2009 8:32 PM
唐津と伊万里と有田焼
小溝、天神森、小物成窯の陶片を拝見させていただいた時、この皿と同手が数多くみられました。
これらの古窯の共通点は、有田(外山地区)にあり、陶器と磁器が同じ窯で同時に焼かれていた時期があり、陶器と磁器が重なって出土する場合もあったようです。その後は磁器へと移行していく。
平戸系(鍋島藩内)に属すこれらの窯には、絵唐津もあり、伊万里と呼ばれる染付磁器もある。しかし、焼かれた場所は有田である。
そして、波佐見の窯でも同じような皿が焼かれている。
知ってる人にとっては当たりまえでも、知らない人には不思議であり、また考えてみると面白く感じるようなおかしさがある・・・。
で、この皿は何焼?
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Comments (2)
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平戸系らしい明るい色調の胎土、そして兜鉢を小さくした様な器形は
この辺りの窯独特のものですよね。
なんとなく黄瀬戸っぽく仕上がった釉薬の色調も面白いです。
こちらのお皿はある御方のご所有であったように記憶しておりますが…
あの方の蒐集品はどれも程度が良くて、まったく羨ましい^^
平戸系に間違いなのですが、そういわれれば左側は作りも薄く、釉調も瀬戸に似てますね。
http://www.utuwa-ya.jp/blog/2007/03/post-488.html
それと、梶原氏の作品にも釉薬がそっくりです。
http://www.utuwa-ya.jp/blog/2007/10/post-566.html
(カンパニュールさんで梶原氏の個展が明日から開催です。http://campanule.jp/)
西家庵さん、すごい記憶力ですね~
ある御方からご縁があってやってきました。
この皿の次の行く先はもしかしたら・・・(笑)