うつわやブログ

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July 5, 2009 11:58 PM

真田紐

箱に掛ける紐をいただいてしまいました。

20090705sanadahimo1.jpg

とても嬉しいいただきものですが・・・興味がない人にとっては、薄汚れた中古の紐なのかなぁと思ってしまった。

ちょっと時代のある箱には、新品の紐は似合わないような気がしながらも、なければ新しい紐をかけていましたが、慣れた(同時代とかの)紐があれば収まりがいいように思う。

前回の続きです。
沓茶碗を交換する時に、再度茶碗を拝見しましたら、前に見た時と仕込み(箱、紐、仕覆)が替わっていた。(この画像よりも時代のあるぴったりと収まりよい箱に、茶色の木綿袋紐、紫縮緬の仕覆をまとっていた)
しかし、それを言うとケチを付けてるようで、まとまった話を壊しかねないような気がしながらも、付いていた新品の黄色の紐がどーしても気になり・・・
箱にかける古い紐とかは別に販売してないんでしょうか?と、お尋ねしてみると、
紐には全く興味がなかったらしく、「紐やらが欲しいと?いるならやるよ」といって、いろいろ出してくださいました。
紐によっては、値段が高いものがあるのではないかと思い、いろいろお伺いしてみても、感心がないようなので・・・お言葉に甘え好きな紐を選びだし、いただいてきましました。

20090705sanadahimo2.jpg

いづれは仕覆も作ろう・・・

骨董といっても、興味のあるなしや地域によって、価格差が大きく違うものがあるのではないかと思ってしまった。
(この店では、紐には全く価値がなかったようで・・・もしかして、紐には骨董感覚というか中古流通ってないのだろうか?色合いしにしても、素材にしても慣れた感じがいいと思う。)

追伸:この布も絶対に似合わないと思う・・・
せめてウコン染めで、手縫いだとよかった。(ウコン布は殺菌効果があるとかで使われるようになったらしい。この布は化学染料のようです。)

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Comments (7)

箱も仕覆も紐も、肝心の中身がなくても十分独り歩きしていきますからね。
物によっちゃ、中身が一番悪いときもある(笑)
掛け軸でも、「表具取り」といって、中身が雪舟という名の明治時代(?)の水墨画でも、雪舟にふさわしい表具なので、着物のほうが高いときがあります。
箱でも仕覆でも、いいのがあれば気長にお探しになるといですよ。

箱も仕覆も紐も、独り歩きできるのですね・・・身包みはがされた中身に同情します(笑)
>物によっちゃ、中身が一番悪いときもある(笑)
それよりは、例えボロをまとっていても中身がよいほうがいいです!

「表具取り」とかもあるんですね~よい着物をきせてやりたい親心もわかる気もしますが、まずは、中身をみる目をやしなわなければいけませんね。
わたしは、箱が何重にか(二重箱とか)入ってたりすると、それだけでまどわされそうです(笑)

箱や仕覆は気長に探すことにします。

・・・この箱よくないす(笑)新箱の方がいいかも。
古裂、箱取りは美術ブロカーも狙っていますが、そう簡単にあるもんじゃござんせん。

これ以上の新箱になると高くなりそうです(笑)
(小皿が一枚買えるかも・・・)
なければ、箱に代用できそうな入れ物とか・・・
(この前、紙縒りでできた丸い箱を買っとけばよかったと後悔してます)

この記事を見ていたら白洲正子さんが箱書きをサインペンで書いていたのを思い出しました。

「白洲正子サインペンで箱書き」の続きです。
前のコメントだけではよく分からないと思いましたので。
茶碗、箱、紐、布、仕覆と揃えて複数のもので構成しようとすれば、
全ては全体としてどうかということで決められるでしょう。
全部がしっくり思惑通りに行った時、「やったー!」という気持ちになるのでしょう。
今回のうつわやさん、前に見た時は良い感じのが仕込んであったのに(箱、紐、仕覆)
何だか今見たら違っていて(残念お察しします)、また揃え直しの苦労が始まるという感じですね。
時間が掛かるかもしれませんが、きっとうつわやさんの事ですから、いいのを見つけますよ。

そこでいよいよ白洲正子さんですが、箱書きといういうのも大事にされるもののひとつですが、
白州さんが木箱の蓋にサインペンでメモ書きのように箱書きしてしてあるものを見ました。
この本はどこか本屋で立ち読みしたか、図書館で見たか忘れましたまた調べておきます。
「えっ、あーっ、ふーん、はぁはぁ、まぁまぁ」、と私の気持ちは僅かの間に変化をしていきました。
サインペンは無いでしょう、だいたいこの毛筆でじっくりとするもんでしょう・・・・、
ん~、まてよこんな事をするという事は・・・・。と私の頭は考え始めました。

白州さんのような人が時折この世に現れて、こんな事をするんですね、
こういう怖いもの無しの人にさせて、時々ぼーとしている者をあれっとか言わすようになっている様です。
(これは白州さんだから決まりますが、
たぶんサインペンがそこら辺にあったから手っ取り早く書いた、あたりだと思いますが)
(何か意味があり、白州さんを大好きな方お怒りでしたらすみません)

白洲さんにしてみれば、「構ったこたぁないわ」ってなもんでしょうね。
お決まりに飽きたところもあり、基本に返るのは良いと思いますが、
手本に返るのでは面白く無いと思います。

箱書きも大事なひとつなのにサインペンではずしていく人、
これも面白いと思いました。

うつわやさんの箱の仕込み方楽しみにしています。

中身にもよりますが・・・サインペンでの箱書きもあってもいいような・・・
持ち主が箱の中に何が入っているか、分かるように書いてるだけだとも思います。

仕覆は作りたいと思いますが、箱と紐はよほどいい出会いがない限りこのままだと思います。
(この紐の色合いとか気に入ってます)

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