October 26, 2009 10:04 PM
注文の器と新作の器
注文の器と新作の器まとめてUPいたします。
詳細はこちらを→http://www.utuwa-ya.jp/blog/2007/11/post-226.html
伊羅保徳利は丸く手に収まりやすい形にし、音を楽しむため首は細く作っています。(首が細いと内側が乾燥しにくいので生地は硬く焼〆ています)
左2つはヘラ切り高台。
釉薬の縮れ、薄い口作りに儚い感じがでたと思うのですが、手取りがちょっと重くなってしまいましたm(__)m。
数茶碗の注文を兼ねた新作の碗。
器の流行にとらわれることのない、シンプルな碗成りです。
黒塩笥は数茶碗にも使えるようなつくりにしています。
左は現代の食生活を考え、筒湯呑の形を少し変化させ、唐津の素材を使いフリーカップ風に作ってみました。
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Comments (9)
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蓮華ものびのびと器胎のおおらかさと相俟って、いいですね。粗忽者の私には、ちと恐いですが(汗)こないだも明の染付のを見せてくれましたが、蓋を取るのも怖いので、そこの番頭さんにはづてもらいました(笑)
伊羅保は酒を吸わせみたいと思わせます。きゅっとした首が実に色っぽい。
盃は山紅葉のような花がありますね。
唐津茶碗の口縁はいい仕事してますね~。
黒塩笥は色も形もこれからの時期にぴったしです。
わたしも上手の古染を触るときは、とても緊張します。
ニュウ一本でも入れば、膨大な損害が・・・怖いです(笑)
酒を吸った伊羅保の写真を撮ってますので(写真だと細かいところまではわかりづらいのですが)また後日にでもUPします。
盃の「山紅葉」とは、いいですね~。
唐津茶碗の口縁はわずかながらの反りを入れています。
「黒塩笥」数茶碗で使われる事がありましたら写真を撮ってきます。
削除依頼がありましたので、コメントの内容を削除いたしました。m(__)m
茶陶にもちいられる道具は、茶道具として作られたものと、茶道具として見立てられたのもがあると思うのですが・・・
稽古に通ってたお茶の先生のところでは、甕や塩壷を水差しとして使ったり、種壷や魚篭を花入れにして、それがとてもよい感じで好きでした。
普段にお茶を点てて呑むときとか、大寄せの茶会(数茶碗)には気軽な道具がよいと思いまして・・・数茶碗は主茶碗を越えてはいけません(笑)
しかし、いつかは品格を、ですね!
品格ですか・・・・おいらには無いけど・・・(笑)
新作の器良いじゃないですか!! 注文の品も素敵です、"食籠"なんですね、初めて知りました。
まいこのお茶さん、おほめいただきありがとうございます。
そういえば"食籠"ってあまりみかけませんね。
蓋物だったら重箱のほうが馴染みがありそうです。
今回の新作は、これまた渋~い感じで統一されていますね(^^
黒塩笥は、釉薬に光沢が殆ど無く、黒画用紙や練炭のようです。
また、素人目には焼きが甘いようにも見える、面白い風合いですね。
秋、冬ですからね(笑)
黒塩笥の外側は釉薬のかかりがちょっと薄くなってしまい・・・見込みの釉溜りは少し熔けています。
また、次の窯で焼きますので、焼きあがった時に詳細を。