November 27, 2009 1:28 PM
小西平内さんの赤楽
久しぶりに湯呑を箱からだしてみました。
10年以上前になるでしょうか・・・小西平内さんの個展があった時、赤楽の湯呑でお茶をだしていただいた事がありました。
そのお湯呑は、かなり使い込まれ、なれた感じのここちよさがあり、小西平内さんの講演後というのもあって、欲しさも倍増されていました。(茶碗は全く手の届かない価格・・・)
他にもその湯呑が欲しいという希望者がおられたようで、後日、注文し作っていただのがこの湯呑です。
購入時、一つだけ使っていましたが(画像右下)、以前見た湯呑のようにはならず・・・箱にしまったままになっていました。
久しぶりに使うので、暫くぬるま湯に浸けると、色が赤く変化し、手取りも重くなったような気がしました。かなりの吸水性があるようです。
濃茶をのむとき楽焼には袱紗を添える必要もなく、濃茶に適した茶碗であるというのも頷けます。
そして「一楽、二萩、三唐津」が、焼きのあまい順番のようにも・・・
伝世してる唐津茶碗は焼きがあまいものが多いのではないかと。
唐津(帆柱とか)の磨り減った高台などが思い浮かんだ。
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Comments (6)
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千家の書付がもらえる方ですよね。この手はじゃんじゃん使うと逆に…って心配もありますね。
一井戸、二楽、三唐津だと思っているのですが、井戸は焼きがいいから除外されるのでしょうか?それとも外国人差別なのでしょうか(笑)ま、お国焼の中でってことでしょうが、焼きのあまい順というのはたしかに。
耳庵旧蔵の鼠志野を、あるお数寄者が
「やっぱりお薄だわね~」
ってつぶやいたの覚えてます。
ご機嫌よう
よい茶碗です。毎日使い込んでも悪くはなりませんよ。育てる楽しみがありますね。
私は平内の伊賀茶入を持っています。大ぶりで使いやすいです。
四月亭さん、千家の箱書きされてたものが、あったような気もします。六客あるうちの使ってない一つを使ってみたのですが、スポンジのような吸水性があり、縁のところをこすったら色がはげてきました・・・(汗)
「一井戸、二楽、三唐津」ともいいますね。
ホンカの井戸は、なかなかお目にかかれませんので、今回は「一楽」にしました(笑)
お薄でも、耳庵旧蔵の鼠志野とは大変贅沢なお薄ですね~。
一服の茶をのむためにどれだけ費やすのでしょうか(笑)
匂宮さん、ありがとうございます。
不調法なので、ぶつけたりしないよう気遣いながら使ってます。
茶入れもお持ちなんですね・・・私も何時かは大人買いできるようになりたいです。
柔肌、人肌は惹かれますね。
熱く美味しいお茶を、素手で、ほんのりと暖かい茶碗に触れながら飲みたいですね。
そうすると、楽、井戸、萩、唐津のような茶碗が最適という事になると思います。
濃茶の場合、回し飲みするので、楽焼だと最後の人が飲むまで冷めなくてよいですね。(これはあくまで機能だから、その茶碗がもつ景色、形も大事だし、楽だからといって全ていいというわけでもないようですね。水に長時間浸けると溶ける楽もあるようです)