うつわやブログ

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January 27, 2010 12:14 AM

骨董屋になれない理由

先週、頼まれてオークションにだした、落札分の売り上げをお渡しに行ってきました。

20100127yamaseoobachi01.jpg

多分、山瀬古窯

その時、「これもオークションにだしていいから」と言われ、
預かっておきながら、未だにだせない斑の大きな鉢。
好きなものは、傍に置くと手放せなくなる。
逃すと二度とお目にかかれないようなものは、特に。

よく人から「骨董屋になればいいのに」と言われる。
多くは、同業者の方から・・・(作り手で古陶を買う人は少ないようです。)

20100127yamaseoobachi02.jpg

口径 21.7~22cm 高さ 10.3cm

よほど欲しいものがあり、支払いが出来ない場合以外は、買った古陶は手放せない。
(もらいモノは、手放さない。何か他の思いが込められてそうで・・・)

これでは、骨董屋にはなれない(笑)

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Comments (6)

ある業者さん曰く

「売ってるより買ってるほうが楽ですよ」

私も、そう思います!この頃は特に・・・

好きな骨董が仕事になればと勢いでやったはいいが、自分には価値あるものと仕入れてもなかなか売れず、損切り。次第に安かろう悪かろうの露天商同様になり、果ては素人相手にネットで贋物売る始末。
ああ~こんなことならやらなきゃよかったと・・・、なるのがわかるのでワタシャやりませぬ(笑)

Buhiさん、てっきりプロの方かと・・・違ったのですね。
今でもこの業界は幼い頃から(?)丁稚奉公とか下積みがあるとか・・・

勢いだけでは、何事も簡単にはいかないようですね。
それでも、贋物は売ってはいけません~信用第一です!
いずれは、お互い古物商の資格でも(笑)

前略
ホームページを見てご連絡いたしました。
当方は南青山にて、骨董店をさせて、いただいております。このようなお願いが適切かどうか分らないのですが、ホームページを見せていただき、古物を理解されていると思い、連絡させて頂きました。実は当方の収蔵品で李朝の瑠璃の水注があるのですが、蓋がありません。
それを何とか合わせて、作って頂けませんか?無論現代に合わせた物と分って良いし、むしろ感覚の問題で白磁などでも綺麗だと思います。それに今現在は籐の取っ手も無い状態ですのでもし出来れば、モダンな急須などに付いているような、竹の取っ手なども、ご紹介して頂ければと、思います。
大変厚かましお願いだとは思いますがお考えください。
参考までに当店のホームページをご覧ください。                

大塚美術さま、ホームページ拝見いたしました。
お目に止めていただき大変光栄に存じます。
正直申しまして、私で大丈夫なのか?という不安がありますが、お時間をいただけ、白磁でよろしければ蓋をお作りいたします。

籐の取っ手や竹の取っ手は、いまのところ心当たりはないです。
作ったのは蚊遣りのとってぐらいです・・・↓(汗)
http://www.utuwa-ya.jp/blog/2009/07/post-123.html

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