July 11, 2010 12:45 AM
一昨日は唐津へ
先日は陶片の見学会があり、唐津に。
この写真を撮ったのは、7時過ぎぐらいだっただろうか、辺りにはトンボが飛び、ひんやりとした空気が心地よかった。
「宝島」と名付けた沓茶碗が思い出された。今度は鏡山から撮影してみたい。
見学会は山瀬窯の陶片を見せていただく。
まだらといえども、ピンク系にブルー系、黄色っぽいもの、釉の流れたもの、乳濁したもの、様々な色調と質感。この色の違いは釉薬(土)の違いによるものか?焼成の変化による違いなのか?疑問が浮かぶ。
高台の削り方、焼き色も様々。同じ窯とは思えないものまであり、李朝に多くみられる削りまで確認できる(左下)。焼き色の違いいをみていると、釉薬の変化は、焼成による違いではないかと思えてくる。(釉薬の青味がつよいほど土に緋色がでており、乳濁したピンク系統の釉薬のものには緋色がすくなかったような・・・)
トチンは、5cmぐらいのかなり小さなものからあり、断面には多少の違いがあるもののどれも同じカオリン系の土で作られている。こんなトチンは他の窯ではみられない。
作り手は、口を揃えて「これが粘土にもどらないかぁ・・・」と言っていた。(同感です)
これらの陶片を見て思いだしたのが、あのまだらの鉢。
鉢を預かった時に、間違いなくこの窯に同じ陶片があるとお聞きしていましたが、同じ形状の陶片が見られず、どーも違う感じがする。
人の見方もいろいろなのだろうか・・・それとも、他に脇窯があったのだろうか・・・。
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