うつわやブログ

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September 6, 2010 5:28 PM

旅の記録(東京)

3日の朝、羽田空港着。五島美術館へ。
使い込まれた道具の違いを感じる。赤楽2点、井戸2点、熊川、釘彫伊羅保(箆切?)など、写真ではみなれているが、実物をみると、はっとする。茄子茶入にもひかれた。鉄絵の粉引を細かく観察。灰器の叩き跡も気になる。「呉竹」がなかったので残念。

それから定食屋さんでお昼をすませ、国立博物館に移動。

「誕生!中国文明」を簡単に見て、常設展示を・・・
膨大な量の展示をいろいろと見て、結局、一番印象に残ったのは木彫の仏像。法隆寺宝物館も簡単に見てしまった・・・
閉館が20時というのは嬉しい。

ショップにて、本を一冊購入。重さで悩むが、内容、装丁ともに美しく、ホテルと帰りの飛行機で読むのにも欲しかった。ものをみる上での、ガイドブック的存在(博物館の光悦など)にもなった。

こちらの本は、お勧めです。

その日は浅草で夕食をとり、翌日に備え千葉に宿泊。4日は会場へ。

5日の早朝、新井薬師骨董市に。
品物は九州の骨董市より断然よかった。しかし、買えないので見るだけ・・・スタイルのよい刷毛目の塩笥、欲しかった。李朝祭器が気になりつつ遠くから眺める、白磁徳利(副葬品?)の銀化したような釉調も面白かった。
暑さにたえきれず、駅前の喫茶店でアイスコーヒーを飲みながら涼む。予定より早かったので、日本民芸館にも行くことにした。

20100905mingeikan.jpg

民芸館への通り道にあった塀


民芸館で印伝(ふすべ)の羽織を見た。欲しかった印伝の巾着を思い出す・・・弁柄の染もきれいだった。薄作りの豆皿(伊万里)も改めていいと思った。それと、棚の上部に碗を置かれたら見込みが見えないので、ちょっと悔しい。

カフェでランチをすませ、それから、根津美術館に。

博物館で見たような中国青銅器が一室に展示。突然睡魔にみまわれる。
良寛さんの「天地」は目覚めるようだった!あの本のおかげで、また違って見えたと思う。染付舟形の花生も面白い(吊るして花を生けていたのだろうと想像する。)

20100905nezu.jpg

この前にベンチがあるのは粋なはからいだと感じ、しばらく休憩。


都心の移動より、こちらの庭園のほうが迷子になりそうだった(笑)
このあと、骨董屋さんに立ち寄るつもりが、忘れる・・・一応、銀座に行ったものの人の多さに5分とおれず、新橋のスターバックスにて休憩。
印伝の直営店、気になっていたギャラリーに行こうと思って、iphoneを検索してみるものの役に立たず・・・
早めに空港に行き本を読む。23時過ぎに帰宅。

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Comments (2)

お疲れさまでした。
個展よりも美術館巡りの方が忙しかったみたい。
新井薬師古物市は行ったことありません。
東京ドーム、プリンス、平和島は行って損しましたから。無駄足で(笑)

損したり無駄のないよう、美術館でいろいろと吸収してきました(笑)
新井薬師アンティークフェアは、こじんまりして見やすく、籠なども面白くてよかったですよ。機会があれば涼しい時期に行きたいですね・・・暑かった~です。

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