うつわやブログ

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March 7, 2011 9:11 PM

文章をつくる

ふと、文章も書く人によって個性があり、同じ意味の内容でも、言葉の使い方などの違いにより、心に響くものになったり、さらっと読み過ごすようなものになったりするように思えた。
やきもの、書や料理、といったものとなんらかわりなく共通するものを感る。

20110307ume01.jpg

いつのまにか梅が満開になっている

やきものは10年以上作っているので、まぁまぁ作れるが、文章を書くのは苦手で、文字を入力するのも遅く、時間ばかりかかってなかなかできない。

地元の方から、高取と唐津展をするにあたりカタログを製作をするので、書かれた内容のデーターを入力して欲しいと頼まれた。
住んでる地域は昔炭鉱で栄えた田舎町で、今でも荒い気性に熱い心意気があるように思う。そんな地元の展示会である。

頼まれた入力内容は、カタログの後ろのほうにくる作品の解説。
作品解説は掲載された作品を補足するようなものだとも思っていた。

その解説内容を入力していくのなかに「今更説明の必要はない」という箇所がいくつかあった。
数日間の寝不足と、文章の構成などで疲れていたものあり、この「今更説明の必要はない」が笑いのツボにはまって、深夜に笑いが止まらなくなってしまう・・・
解説でありながら、「説明の必要はない」というカタログも非常に面白いようにも思え、そのまま入力した。

20110307sora0.jpg

1週間前ぐらいの空

しかし、これじゃちょっと・・・どーにかならんやか~といわれて、文章の修正を重ねていくが、元の文章の個性が失われていくようにも感じたので、数箇所だけいじらずにそのままにした。そのほうがものに対する思いも伝わると思った。説明の必要がないものは説明を控えた・・・というか素人が数日で仕上げるには無理がある。

今日、入力したデータを印刷会社に送ったので、暫く解放された・・・ホッ

3月9日追記

ホッとできたのは、つかの間。昨日は朝からカタログの写真が送られてきた。

20110309takatoritokatatsu00.jpg

チェックしていくけど・・・・なんだかレイアウトがおかしいと思ったら、写真も番号まで指定してるのに違ってるし、名称も違うし、サイズも違う・・・高台のトリミングも中心がずれてる(写真右上)。これが3度目とは思えないような校正(汗)

20110309takatoritokatatsu01.jpg

説明を分かりやすくするため、素人ながらレイアウトしてみる。見直しを含め1日費やしてしまった。

今朝は、メール便もとどかす、やっとひれ酒用の盃の作る。午後から陶芸教室に行き、帰宅すると、メール便が届いていた。

20110309takatoritokatatsu02.jpg

今度は、出品リスト解説の見直し・・・・だけど、解説のところの文字だけ1mmぐらいのサイズになっていて、読みづらく、いじめにあってるような気がしてくる。・・・目が痛い(泣)

3月10日、写真追加します。

20110309takatoritokatatsu03.jpg

武雄系 大石谷窯 蒐集家宅にて撮影。

こちらも沓茶碗で、腰のあたりに同じような削り跡がありました。

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Comments (9)

こんばんは。
あの高台脇についていた箆の模様、これだったんだなぁ(笑)
外れちゃったけど、また勉強になりました!
見た感じだと、深向付を見立てたような印象ですが、どんな解説がついてるんでしょう…
カタログ、うつわやさんのレイアウトのほうが断然見やすいです。
ほんと、字ももう少し大きいほうが…
出来上がりがどうなってるか楽しみです^^

よく箆目に気が付きましたね、前の箆目とは異なる茶碗なのですが、同じ窯なんでしょうね(笑)
この前、このカタログとは関係のないところで唐津を見てたら、同じような削りがあったので驚きました!当時の流行なんでしょうね。追加の写真は、飯胴甕窯の彫りとまではいかないまでも、鋭いです。

字は、ちゃんと読める大きさになる予定です。今日、修正をだしました。(来週は色の校正予定)
カタログ、こちらでも販売しますので、買ってください~。

追加の写真も、勉強になります。
ありがとうございます。
彫りが力強くていいな~
こういうのを拝見させていただくと、今度の展示、がぜん楽しみが増してきます。
カタログは会場にて求めるつもりですが、うつわやさんから購入できるなら是非そうしたいです。
まだ予定は決まっていませんが、張り付きで何日か会場にいる予定なので、お会いできそうなら、おいでになる日をメールいただければその日にうかがえるかと思います。

あ、追加写真の彫り線が入ってる唐津は展示されません~全く関係のないところで見てきました。

カタログは会場のほうが送料がつかなくていいかもです。価格は1000円、高取54点、唐津58点合計112点の掲載です(上野、会寧混じってます)。
内容も茶会記年表や大阪城からの出土した高取の調査資料など充実しております。

わたしのほうは4月2日~5日、小倉の宗サロンでグループ展があり、4月22日~24日が高取陶器まつりがあります。
また、講演などがあるようでしたらその日には行くと思いますのでお知らせいたします。

そちらが羨ましい…。

Moneyさん、そちらは日々大変なようで・・・何か必要なものがあったら送りますよ~。食料アリマスか?

はじめまして。突然のコメント失礼いたします。
大石谷窯のことを調べていてこちらにたどり着きました。
大石谷窯について載っている書籍・雑誌等何かご存知でしたら、教えていただけないでしょうか。
どうぞよろしくお願いいたします。

sayさん、はじめまして。
いま手近にあった「肥前陶磁史考」「唐津焼の研究」をみましたが載っていませんでした。
もし、後日でも、何かわかりましたらお知らせいたしますね。

早速調べて頂きありがとうございます。

>もし、後日でも、何かわかりましたらお知らせいたしますね。

大変ありがたいです!

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