June 24, 2011 10:21 PM
優美な土味
何年も前に、釜ノ口窯のものを拝見させていただく機会が何度かあり、それ以降、釜ノ口窯のものが欲しくて、欲しくて、気には止めていても、なかなか出会える機会もなく、財力もなく入手できませんでした。(小皿ぐらいしか・・・)
古上野といえば赤ぽい土色が多く見られるのですが、この茶碗の高台内の土味は、色白できめ細かな肌合い。縮緬皺も細かく品がよい。
この窯のものには、かしこまったような、飾らないような、静かな中にも、なにかひかれる魅力があり、割山椒の向付や小倉山の茶碗など、とても印象深く心に残っています。
小振りで割れてるけど、普段使いには、ちょうどよく、以前に比べ求めやすくもなり、念願の釜ノ口窯茶碗の入手となりました。
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Comments (4)
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小服茶碗サイズの様ですが、良い茶碗ですね!
高台の形、土味、縮緬皺、う~ん釉の感じも素晴らしい!
念願の釜ノ口窯ですか~
もう、こうなると古上野、古高取とか古唐津とか関係無く、良い茶碗は良いですね! 茶映りも抜群ですね。
私も欲しいです~、大疵でも、少々カセてても、歪んでても。
九州で貧者が買える出物があったら 教えて下さい(笑)
お褒めいただきありがとうございます。
見込みは天目茶碗を意識したようなV形になっててちょっと格調高い感じもしますよ。
上野、高取、唐津、初期のものは、釉薬や土の感じなど、共通する部分が多いですよね。
そのうち売りますコーナーでもはじめましょうかね(笑)
金直し剥がして、銀でよいと思う。
焼物屋ブログで古陶よいよいと記事にしていたら、うつわ屋さん客人の趣向変わるかもよ(笑)
同じものを見て、人それぞれに感じ方が違って当然なんでしょうが・・・
私は深い緑色の中に、少しだけ金色が入るのが大好きです!
好きなものを選択していくなかで、共感でき、学びあえたら嬉しいですね。