March 21, 2013 4:16 PM
通度寺 作陶記録
昨晩のフェリーにのり、今朝帰国する。
先程、ギャラリー桃青さんの状況を確認しようと菊池さんに電話を入れたら会場で準備中だった。搬入をおまかせして本当に申し訳ない・・・。
今回行けなかった方たちにも報告をかね、韓国での製作記録をまとめておこうと思う。
参加者13名
19日、博多港国際ターミナル10時集合。カメリアライン(到着後、食事)→電車(中央→西面→梁山)→車で通度寺山裏庵に21時ぐらい到着。
20日(水)粘土を吟味し製作(一人10キロぐらい)→オンドルで乾燥→削り
21日(木)釉薬掛け(ぱくさんから伊羅保釉をかりる)→乾燥→窯づめ。
22日(金)早朝最後の窯づめ→朝7時 窯焚き
23日(土)深夜2時窯焚き終了! 古窯見学
24日(日)通度寺周辺を見学。午後から窯だし。
25日(月)朝8時通度寺を車で出発し梁山駅へ→ターミナルで荷物を預け釜山の市場へ。6時に荷物をとり、カメリアに乗船。
今、菊池さんから、会場準備が終わりましたとのメールが届く。
明日から「茶でん飲まんね」二人展開幕です!
宿泊したのは禅宗の宿坊。
お坊さんたちは、頭を剃り、精進。そのなかに入ったはじめての外国人らしい・・・
部屋は二人ずつ分かれ、シャワーとトイレ付きと、そうでない部屋とがあった。出国のさいWi-Fiをレンタルしてみたがここでは使えなかった。
テレビもネットない環境に、かえって癒されたように思う。
粘土は①白磁土②粉青土③伊羅保、井戸系土④青磁土⑤甕土の5種類。
土練機を通おしビニールに包まれた市販の粘土は、扱いやすく、粘りもこしもあった。
①は単味で使ってみる、焼きがあまいとカオリンぽく、温度が上がると磁器質になるような感じ。
③は焼きしまらない感じがしたので②と④を少したして、井戸系統の茶碗を作り、伊羅保は甕土をベースに作ってみた。
10キロの粘土を使用。削りくずで、てびねりの茶碗とぐい呑をつくる。
ロクロは10台あり、ほぼ全員で製作にあたる。削りは夜になり、外のロクロが見えづらくなったので室内にロクロを持ち込んで仕上げる。
釉薬は3種類。こちらの工房で使われている青磁釉と灰釉系統をおかりし、伊羅保釉もおかりする。
窯は3班に別れ、1の間、2の間、3の間、それぞれに窯詰めをし、ドウギ間はほぼ全員で焚き、あとは班ごとに焚いてゆく。和尚さんが薪を特別に用意してくれたらしい。
深夜2時、無事に窯焚きが終わった。窯焚きとはいえ騒ぎすぎたと思う。禅寺の朝は早い、ご迷惑になってなければよいのですが・・・
窯の他にもいろんな愉しみがあった・・・
反省点:もし次に行ける機会があれば、きちんとするところ、あそぶところの区切りをつけ、いくら美味しくても窯のオキで芋を焼いてはいけない!と思った
2008年5月に行った通度寺→「李朝を探しに」
明日の始発の新幹線で関西方面に向かう予定・・・「茶でん飲まんね」二人展には日曜日に行きます!
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Comments (2)
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お疲れ様でした。
得難い経験で、大変うらやましいです。
窯の構造などにも、大いに興味が湧きます。
通度寺の作陶はとてもよい経験でした。
窯には温度計も火穴もなく、(3の間、釉根のみ)還元具合の見極めが難しかったです。