May 16, 2013 1:19 AM
兄弟の出世
同じ窯で生まれながらも、なんらかの理由で捨てられ、陶片となります。窯跡に捨てられた陶片は盗掘者によって拾われ、収集家の元に収まっていきます。また、収集家の元に収まった陶片のありかたは、大きく異なっていくようです。
この陶片は、陶片のまま、研究資料として大きな注目の的となりました。
下記の陶片は同じ窯で生まれた兄弟でありながら、全く異なった道を歩んでおります。
欠損部分を修理された陶片→http://www.utuwa-ya.jp/blog/2006/09/post-73.html
。
そして、呼継された兄弟との再会→http://www.utuwa-ya.jp/blog/2007/11/post-221.html
かたや冴えない田舎暮らしの陶片ですが・・・兄弟です。
佐賀大学「ひと・もの作り唐津プロジェクト」研究発表会にて・・・
大変喜ばしいできごとでした・・・本、もう一冊買おうかなぁ。
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Comments (8)
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色々考えさせられました。
こういうことがあって、魅了されていくんですよね。
考えてみると、盗掘は犯罪ですが、盗掘者がいなければ陶片は埋もれたままだったんですよね。なんだか複雑ですね~。
うわぁ、図案集全部ほしいですね〜。
どこかで手に入るのでしょうか。
多分、佐賀大学「ひと・もの作り唐津プロジェクト」http://karatsup.pd.saga-u.ac.jp/
こちらからお問い合わせするといいのではないかと思われます。
ありがとうございます。
早速問い合せてみます。
古唐津の図柄って、簡単に描けそうで実は難しい。。。
でも、見てるだけでも楽しくなります。
いざ描くとなると、簡単なようで難しく、一見下手にみえても、よくみるとものすごく上手い線、と気付かされることもありますね。
utuwa-ya さん、ご紹介ありがとうございます!シンポジウムにもお越しくださいましてありがとうございました。
今、田中先生にブログに紹介していただいてますよと、お見せしましたら、兄弟の器を見て、非常に良い器を持ってあるね~!と感嘆されて、伝えといて!!と言われ思わず書き込ませていただきました。
こちらの陶片が表紙になったのも、先生の一押し陶片だったからなんですが、こうも似た兄弟のものが互いに現存しているってなんだか素敵な縁ですね。
こちらこそお世話になりました。
シンポジュウムの窯ごとの陶片分析、とても参考になりました。このようにまとめるのは大変な作業だったと思われます。
分析結果からまた新たなものが生まれてきそうですね~
また何かありましたら参加させていただだきますので宜しくお願いいたします。
コメントありがとうございました。田中先生にも宜しくお伝えください。