うつわやブログ

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March 12, 2014 9:57 PM

奈良の余韻

「奈良どうでした?」「よかったです♪」
このところ人に会うと奈良の話題になる。

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吉野いしいの柿日和

お茶の先生にも奈良に行ったご報告をする。
お水取りの感動を伝えると、先生も喜ばれていた「よかったね~好いものをみなさい、決して高価なものがいいものとは限らない。陶片の中にも美しいものがある。それをちゃんとみなさい。声明もお松明もそんなもんやで~」

安堵感につつまれた気がした。

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吉野の葛でつくった抹茶葛湯と岡山の羊羹

つい先日、予定がかなり変更した、最初は小倉でのお茶事に行く予定だったのが 、瀬戸から窯の修理に来るとの連絡があり、その時でないと都合がつかないというので、お茶事の日程を変更してもらい、窯を見てもらう予定にしていた。しかし、間近になってどうしてもその日に都合がつかなくなったので、1週間先に延ばしてとの新たな連絡が入った。で、空いてしまったその日に、以前、お茶事なので行けないとお断りしていた福岡の陶磁協会の研究会に参加することにした。
会場の東洋陶磁美術館でいろんな人とバッタリ会う。懐かしい人にも・・・十数年前に山想園の山口さんを紹介してくださったお客様にもお会いできた。今年の7月末~8月初めに個展をさせていただくようになったので、近いうちにご挨拶をと思ってたところだったので、とてもよいタイミングだった。

会場の美術館もゆっくりと見学でき、今回のテーマとなった赤絵は別の部屋に展示されており、解説をお聞きした後、手にとって拝見できた。
会の終了後、専門家の方々と、気になってた"根ぬけ"の質問や、やきもの談を・・・

これといって急いだ用事もないので、帰りに久しぶりにお会いしたお客様を車でお送りすることにした。
「アレ、なんか声が聞こえるけど・・・・・声明?」お客さまから聞かれた。 「ええ、そうです。先日、東大寺のお水取りの声明を聴いて感動したのでCDを買って聴いてます(笑)」ちょっど恥かしさもあったので笑ってごまかそうとしたら、
「わたしはね、ある時、何十人もの声明を唱えてる中を通る機会がありましてね、その間を歩いてると右からも左からも聴こえてきて、訳もなく涙が流れてくるんですよ」 分かる気がした。「以前、第九の演奏を聴いた時にもね、同じように涙が止まらなくてね・・・しかしね、第九の曲がすごいのかといえば、プロの第九の演奏を聴いてもなんの感動もおこらない時もあってね。」私にもそんな経験があり、「それはやきものにも言えるかもしれませんね~」というと、「そうね、確かに李朝のやきものにも同じことがいえますね」と答えてくださった。

とても穏やに、道を教えていただいたようだった。

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Comments (4)

CD買われたんですね^^v
臨場感がたまらないでしょ!
「なむかん~~」

CDもいいですね、よく聞いてます。
お水取りで見た様々な場面が浮かんできますよ♪

よいお話し、ですね。

ここまではよかったのですが・・・余韻はさらに借金へと広がってゆきました(汗)

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