August 8, 2014 8:33 PM
粉引の違い
自作の"食器の粉引"と"茶碗や酒器の粉引"の違いについて。
お問い合わせで説明をしたついでに・・・・
粉引の食器の場合
成形後、高台を削り→生乾きの状態で化粧土をかけ→乾燥させ素焼→それから釉薬かけ→焼成となります。
一度素焼きをすることによって、収縮による剥離など、極端な失敗が少なくてすみます。
(粉引を作るには収縮が少なく、ある程度の土の強度、焼きしまりがあるとよいのでしょうが・・・・・自分で同じような層から採取した土を、繰り返しテストしても毎回違っています。)
酒器や茶碗の場合
形を作り→生乾きの状態で化粧土をかけ→生乾きの状態で釉薬かけ→乾燥(収縮)させ本焼
釉薬と化粧土のなじみがよく、釉薬の縮れなどの景色というか、上手くいけば味わいがでる感じです。
焼き上がりは、気にしない人にとっては微妙な違いのようでもあり、好きな人にとっては大きな違いのようでもあり・・・・素焼きをするか、しないか、によっても変わりますが、釉薬の暑さ、素地の焼け具合、他にもいろんな要素が含まれて、粉引の表情は変わっています。
この違いは自作の粉引についてです。製作している窯元によって粉引はまた一段と違ってくると思います。
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