うつわやブログ

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November 14, 2014 1:20 AM

続いてのお茶会

月曜日もお茶会に行ってきました。
路地の石畳や庭の木々、門や垣根、屋根などもはじめて目にするものが多く、古い造りだけれどもとても新鮮で、説明をお聞きすると、工夫がこらされ理にかなったものでした。

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茶室のなかは、襖絵の不思議な空間。描かれた風景がそのまま外の景色のようでもあり、 床の間に掛けられた軸の背景にも絵があると、室内から飛び出して、外に放り出されたようでもあった。

濃い茶席から、点心席へ、最後に薄茶席を終えた時は4時を過ぎていた。それから急いで古美術店を数件まわり、お食事へ。

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三人で鍋を囲んで、団欒。
「もみじ、紅葉はまだのところがありましたけど、色がいろいろできれいでしたね」
「こんなこというと、またなんだけど、もみじの葉は一本の木に数枚、いや3枚ぐらいが枝が美しくていいですよ」
「あっ、それって、なんか詩にありましたね、なんとかもなかりけりって・・・」
「あ、花ももみじもなかりけり!」
「見渡せば花も紅葉もなかりけり 浦の苫屋の秋の夕暮」藤原定家ですよ!
こうなってくると、古美術店でみた千鳥が飛び交う志野の鉢よりも、枯れた唐津の壺に想いが傾いてゆく・・・・・。

続いて・・・・・
「今日の茶室で何かもらうとしたら何にします?」
「十王!」
「それ、一番高いんやないのぉ」
「壁の鷺図」
「はがしてもってかえるんかい」
「忘筌の額」(赤いの)
「それはずる~い」
こんなたわいもない会話がただただ楽しい♪

木曜日も土曜日もなりゆきで"しゃぶしゃぶ"で、この日も"しゃぶしゃぶ"だったけど、心通じる団欒はなお楽しい。

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