January 18, 2015 11:25 PM
2015年の初荷
年明け早々、ギャラリー壺屋さんに、ぐい呑の発送をする。
お送りしたぐい呑は、年末にわざわざお越しいただき、その時に選んでいたいた数点で、そのなかに、ご指導いただいてる方々にちょっとみてもらいたいなぁ~と思ってよけていたものがあり、未練と後悔を残しながら、発送を終えた。
制作していくうえで、使用後どうなるか?焼きが堅すぎず、柔らか過ぎず、土の焼しまり、釉薬の吸水性など、多少は考えて土をつくり、釉薬や焼成加減なども調整をしていきます。
そのなかで"これは!"というものが出来るのはなかなか難しく、そう思える事はごく稀なことだと思います。
なかには、釉薬が堅く焼けすぎて吸水性のないものでも、使っていくうちに質感が多少はかわるものもあり、数年使い込んだものをお客様から見せられて、自分でも驚くものもありました。
このじゃがいもみたいな山盃も記憶に新しく、よくここまでになったなぁ~と思う。その時の出来事は↓下記にメモがあり、持参した三つの盃のなかの山盃がこの盃だった。
http://www.utuwa-ya.jp/blog/2010/08/post-315.html
今回、壺屋さんにお送りした唐津系の2つの盃と同じ原料で制作したものです。
いまだに未練がましく・・・この盃は、もっとよい成長を遂げると思う。
いつかまた、使われた経過がみたいとも思う。
これは!手元をはなれれも、気になる存在です。
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Comments (4)
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唐津山盃と井戸盃、どちらもすばらしいですね。50年経ったら、本物に紛れ込んでいるかも?
ありがとうございます!叶うなら50年後を見てみたいですね。
百歳になってますけど(笑)
しかし、使われることなく箱に入れられたままだと、そのままで残念な事ですよね~。
今日、初めて壺屋さんに行ってきました。
残念ながら、上の井戸ぐいは昨日売れて、みることができませんでした。
いつかは井戸ぐいに縁がありますように。
ご足労くださりありがとうございました。
もう売れてしまったんですね。程よい梅花皮具合をだすのはなかなか難しいですが、またよいものをお届けできるよう頑張りますね。