March 30, 2015 9:00 PM
日峯社下窯跡の発掘調査説明会
日峯社の崖の傍にキブシの花が咲いていて、簪のように垂れ下がりとてもかわいかったので一枝いただいて帰った。
あの日からもう15日が過ぎ、花は開き、新芽が出始めた・・・
横の崖は、いくつもの小さなブロックが下から盛り上がって出てきたような凹凸があり、下から見上げると、もの凄く圧倒される。
道の途中の崖の真下立ち、上を見上げると、崩れ落ちてきそうで、平衡感覚がおかしくなってクラクラしてくる。
それで、この地に初期鍋島の窯を築いたらしい。
実際に初期鍋島が焼かれたのは、ほんの数室で、多くは下手の雑器が焼かれてたようです。何故下手な雑器を焼いたのかというと、中間のものだと技術が混じるので、技術を盗めないように配慮されたらしい。
ほんのり赤く焼けた土色で、窯の内部だったことがわかる
この擁壁の層を数えると何回焼成されたかかわかるかなぁ・・・?
初期鍋島の陶片は小さくても観がいがある。墨はじきにしても青磁にしても、緻密で美しい。
大変貴重なお写真です。
いろいろと拝見させていただき、楽しい説明会となりました。遠くても行ってよかった。
初期鍋島の陶片は最盛期に比べるともそれほどの緊張感もなく、初期伊万里の延長上にあるようにも感じ、思ったよりなじみやすかった。
そう思っても、鍋島は買えないだろうなぁ・・・。
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