January 30, 2016 9:03 PM
九谷焼の端皿
気付かないうちに、環境の変化や周囲からの影響を受けてものの観かたが変わってくる。
今まで古九谷には興味があっても欲しいと思ったことがなかった。
何年か前、お酒の席で、初期鍋島(古鍋)の猪口をお借りして使う機会に恵まれた。初期伊万里に通ずるものを感じ、手になじみやすく、自分のなかで高貴なものであった鍋島への印象ががらりと変わって、意外に身近なもののように思えた。
その後、古九谷の変形皿と出会い、その作行の面白さにも惹かれてゆく。
今まで教えられてきた型物の作り方とは異なり、様々なところに工夫がみられ、それが理に適ったものではないかと思える。内股に付けられた高台にも、歪み防止か?何らかの意味合いがあったのではないだろうかとも・・・
古鍋の猪口をお借りしたことで興味をもちはじめ、九谷焼の端皿へと広がった・・・
この皿には焼き継があり、絵の具が煮えて残念な色になっているものの、作りには当時の職人気質のような気迫さえ感じとれる。
裏側の鋭利な直線をだしてる角にも魅力を感じる。
気が付けば、最近買い方がおかしくなってきた・・・以前は支払いの目途がたってから次のものを入手していたのに、後先考えないようになってしまっている。知らず知らずのうちに何かの影響をうけたのか、それとも逃れようのない強力なウイルスに感染してしまったのか・・・・・
治したけど、当分は治りそうにない。借金だけが増えてゆく・・・そんな理由から、少しずつ以前購入したものを整理していく方向で。
ヤフオク出品したものに、ご協力いただきありがとうございましたm(_ _)m
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