うつわやブログ

October 13, 2015 9:11 PM

天草陶石と泉山陶石

唐津やきもん祭りの時に、お客様が白磁の鎬をみられて、原料の話になり、天草陶石を使っていると言うと、何故泉山陶石を使わないのですか?といわれ、じゃ試に使ってみましょうという展開になりました。

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天草陶石と泉山陶石の鎬盃

しかし、天草と泉山の陶石の違いが判るのか?私自身よくわかっておらず・・・異なる陶石で制作した盃を、陶芸作家が集う研究会に持って行って観てもらったところ、2人は正解したもののうち1人は前に制作した鎬の盃を購入してもらってたので、それもあってわかったのだとも思う。数名は天草陶石で制作したものを泉山だと答えた。

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May 23, 2015 1:41 PM

祭りのあとに

高取焼陶器まつりが終わり、唐津やきもん祭りも終わった。

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田川の川渡り神幸祭も終わる

次の個展は、9月の川口美術さん。それに向けて土作りをはじめる。

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August 8, 2014 8:33 PM

粉引の違い

自作の"食器の粉引"と"茶碗や酒器の粉引"の違いについて。

お問い合わせで説明をしたついでに・・・・

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素焼きをしてる耳杯

粉引の食器の場合
成形後、高台を削り→生乾きの状態で化粧土をかけ→乾燥させ素焼→それから釉薬かけ→焼成となります。
一度素焼きをすることによって、収縮による剥離など、極端な失敗が少なくてすみます。
(粉引を作るには収縮が少なく、ある程度の土の強度、焼きしまりがあるとよいのでしょうが・・・・・自分で同じような層から採取した土を、繰り返しテストしても毎回違っています。)

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May 12, 2014 10:44 PM

微妙なところ

土のテストが続く・・・焼けすぎず、甘すぎず、 茶碗は、水漏れがなくぎりぎり焼しまるくらいがちょうどよいと思うようになってきた。

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韓国の土も、一番よい温度帯を探る・・・右上の茶碗は水漏れがなく程よい土の焼しまり具合だが、釉薬のかかりがうすく、盃は釉薬が厚すぎカイラギが大きく、土の焼しまりが悪くじわ~っと漏れる。塩笥と左下の盃は釉薬が堅くて溶けず、もう一度焼くことにする。

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茶碗の高台のあたりだけ、ほどよい釉薬加減・・・

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March 25, 2014 8:28 PM

白磁のこころみ

奈良博で二月堂の千手観音像の光背をみた。
お茶の先生から何度も聞かされていたので、みてるときには先生の解説が頭の中でまわっていた。

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お水取り 図禄より

"二月堂の千手観音には光背があってなぁ~光背ってわかるか?それがところどころ焼け落ちてはいるものの その中には小さな仏さんが沢山描かれて、美しいねん"繰り返しきかされて、"はぁ、"と返事をしつつ、先日はじめて目にして、先生の言われることがやっと理解できた。

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March 30, 2013 9:45 PM

窯の焚き加減

今日の夕方、桃青さんに韓国の通度寺(トンドサ)で焼いた作品をいくつか持って行きました。

窯焚きを担当した3の間は全体に焼けすぎて、どれも黒く焦げた感じとなりました。 三分の一を通度寺の記念展のために残し、残りの三分の二を持ち帰り、そのなかからよいものを選び持って行っています。

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通度寺で最後に製作した茶碗

そのなかで、釉薬を厚く掛け火裏に置いたこの茶碗だけは、焦げがでず面白く焼けたと思います。

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March 21, 2013 4:16 PM

通度寺 作陶記録

昨晩のフェリーにのり、今朝帰国する。
先程、ギャラリー桃青さんの状況を確認しようと菊池さんに電話を入れたら会場で準備中だった。搬入をおまかせして本当に申し訳ない・・・。

今回行けなかった方たちにも報告をかね、韓国での製作記録をまとめておこうと思う。

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山裏庵の朝

参加者13名
19日、博多港国際ターミナル10時集合。カメリアライン(到着後、食事)→電車(中央→西面→梁山)→車で通度寺山裏庵に21時ぐらい到着。
20日(水)粘土を吟味し製作(一人10キロぐらい)→オンドルで乾燥→削り
21日(木)釉薬掛け(ぱくさんから伊羅保釉をかりる)→乾燥→窯づめ。
22日(金)早朝最後の窯づめ→朝7時 窯焚き
23日(土)深夜2時窯焚き終了! 古窯見学
24日(日)通度寺周辺を見学。午後から窯だし。
25日(月)朝8時通度寺を車で出発し梁山駅へ→ターミナルで荷物を預け釜山の市場へ。6時に荷物をとり、カメリアに乗船。

今、菊池さんから、会場準備が終わりましたとのメールが届く。
明日から「茶でん飲まんね」二人展開幕です!

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January 28, 2013 3:08 PM

土作り~地道な作業2

今日は久しぶりの晴れ間。昨日までは気温が低く粉雪が舞い散る。

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粉雪の空

このところずっと土作りをする。

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石を砕く(粉引、三島に使う粘土)

ノミと金槌を手に、石を砕いてゆく・・・。

石でも全て同じではなく、いろんな部分が入り混じる。柔らかく、直ぐ砕けるもの、堅くてなかなか割れないもの。 断面に鉄をおおく含んでるもの。木目のように石目にも目があるようで、そこにノミが上手くはいると、力を入れずに、 一回で、スパッと割れることもある。

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July 14, 2012 10:40 PM

雨のあいまに

昨日から降り続いた雨はかなりの被害をもたらした。昨晩もザーザーと激しい音をたて、ゴゴーと川を流れて、その音で目が覚めるぐらいの激しく響く大きな音だった。時折り降りやみ静かになると少しホッとした。

茶碗の製作前に、土の精製過程の違いによってどれだけ断面が変わるのか?テストした結果を見直してみる。
もっと地道な作業→http://www.utuwa-ya.jp/blog/2012/04/post-622.html

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原料の断面 厚さ約6ミリ

近くで採取しているほぼ同じ原料を、ミルで普通に磨ったもの、ミルに水を入れずに磨ったもの、乳鉢で磨ったもの、それを調整して三島や粉引に使っているものを比較してみた。

結果は予想以上に違っていた!

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April 13, 2012 1:00 AM

もっと地道な作業

金槌で石を砕き、乳鉢で磨って粉にしてみた。

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これが粘土になる

ちょっと前に吉野さんの講演をきいて興味を持ち、同じ原料で、砕いたものと、ミルで磨ったも、焼き上がりにどれだけ違いがあるのかテストを試みる。

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January 27, 2012 9:51 PM

唐津茶碗の失敗

明日から大阪に行って来ます~その前に、ご注文の茶碗の失敗とお詫びも・・・

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遠くからみると、まぁ、そんなに悪くもないように見えるものの・・・

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September 10, 2011 8:18 PM

粉引汐景茶碗のできるまで。

先日納品を終え、ホッと一息。この度作った粉引茶碗がどのようしてできるか、製作過程をまとめてみました。

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まずは原料を採取。

料理と同じく、できるだけ素材をを生かし、好みの味(古陶大好きです)に仕上げたいと思います。

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July 12, 2011 12:51 AM

白磁のまえに、

8月5日より京都川口美術さんにて開催される「韓国古陶磁探求陶人展」に白磁をだそうと、いろいろテストを重ねるもののまだコレっといったものが出来ず、日時が迫ってきたので、もう一区切りします。

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白磁のテスト

横浜トリエンナーレも同日から開催なので、こちらも同時進行で製作中。
暑い京都の夏は涼しげな白磁をお届けしたく、横浜は(開催場所は昔の色町らしい)楽しく、面白いものがいいと考える。

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June 10, 2011 9:02 PM

藁の灰、乾燥中

釉薬に使う藁の灰を石臼ですろうと思いながら、今回もポットミルですってしまった。

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あともう少しで乾く

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September 23, 2010 7:24 AM

只今製作中。

日に日に秋の気配が濃くなってきます。9月の朝はひんやりとした空気が心地よい、とても好きな時間なので、早起きして仕事・・・

地道な作業の後、ちまちまとした作業です。(粉引と三島は同じ土を使用)

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最初の一つは模様を間違えてしまった・・・
右は未焼成、左2つは焼き上がり。 口径約7.5〜8cm 高さ7cm

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June 14, 2010 7:45 PM

地道な作業

ここ数日、土作りをしています。

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美味しそうにみえますが、泥です。

この状態から、乾燥させ粘土となります。

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April 5, 2010 12:40 AM

砂石と頁岩

地学同好会に何度か参加するようになり、砂石と頁岩はなんとなく分かるようになってきました。

展示会の時にお聞きしたのが、風化した砂岩でも風化の度合いによって異なり、風化が始まったばかりのものであれば、風化してないものと同じ成分をもっているらしい。

それを聞いて、焼きしまるものと焼きしまらないものがあるので、もの凄く納得しました。

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風化砂岩を使った土

5.6年前から使っても高台が全く汚れないものと(左)、数ヶ月前に汚れが入りそうなのでお茶で煮て、どれくらい染みるかテストしたもの(右)。
(水漏れがなければ、販売してます。水漏れ防止シリコンは使用しません。)

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January 30, 2010 12:31 AM

焼き上がりの遅れ

ご注文いただきました器の焼き上がりが遅れております。

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掻落菓子器 干支茶碗 狂言袴湯呑 粉引耳盃

形は出来ているのですが・・・今しばらくお待ちください。

 

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November 20, 2009 12:22 AM

今日の残業

クマのようで、犬に見えなくもないが、猫ではなく、寅です!

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焼きあがりは寅になるのか、ちょっと不安・・・

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July 21, 2009 10:15 PM

ただいま製作中

今日も雨。なかなか梅雨はあけません。
そんなじめじめとした天候の下、このところご注文いただいた楽しいお仕事は・・・

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サイコロ湯呑

サイコロを象嵌で枠どりするか、白にするか迷ったので、とりあえず両方。

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皆具(かいぐ)

前回の試作は、建水の口が狭く、蓋置の耳がひっかかり、中に入り難くなってしまったので、今度は建水の口を広めに。(写真を撮った後、蓋置の車輪部分を掻落で模様をいれる。他も化粧掛けし粉引に)

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どんぶり

大きさ、重さの見当をつけるため、4客を試作。

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February 4, 2009 11:59 PM

しのぎを削る

ある日、鎬を削りながら、脳裏に浮かぶ・・・
しのぎを削る!凌ぎを削る!?

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身を削がれ薄くなる碗をみながら、語源はこの鎬と関係があるのだろうか?

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November 12, 2008 11:28 AM

縄三島製作中

次の窯を焼く前に・・・

三島の縄模様を試作しています。

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上画像のような小さな縄をコロコロところがすと、↓このような模様になります。

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縄の編み方によっても、模様は異なるようです。

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August 28, 2008 10:08 PM

おしどりの象嵌

先日の象嵌を徳利と盃にいれてみました。

osidori01.jpg

まだ焼けていません


おしどりは一生を添遂げるような仲むつまじき鳥かと思ってましたが、愛情は1年も続かないようですね。↓参照
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%B7%E3%83%89%E3%83%AA

わずかな時でも つがいでいると微笑ましい・・・かな

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June 16, 2008 1:12 PM

試行錯誤

粉引を焼く前に、気になる事があったのでその窯を先に焼きました。

やきものは同じ原料を使っても、釉薬の厚さや焼成温度、燃焼時間、還元具合により様々な表情をだします。(合成原料の場合は比較的安定しやすいようです)

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過去の焼成記録(器の表面 約3cm)

7年ぐらい前から実験的な焼成を繰り返し、どーしたものかと思案しておりました原料の生かし方がなんとなく見えたような気がして、原料の調整を行い焼いてみました。

sikousakugo02.jpg

試作段階です

部分的によい感じが・・・と思ったら、焼きがあまいというか、生地の焼きしまりがいまひとつ。
このままだったら使っていくうちに、悪臭を漂わせそうな焼き加減かなぁ・・・
(水を入れると、テーブルを濡らすほどではないがカイラギから染み出る)
使ってみないと分からないので、一番焼きの甘い大きくカイラギのでたものを選んで、重湯で煮た後(水漏れは止る)発育具合を観察していきます。

カイラギのでかたは、もう少し小さい方が理想。過去の失敗例→こちら

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June 13, 2008 10:25 PM

三島を削る

先程、三島の削りをしました。

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昨晩ロクロを挽き(乾きすぎると印を押せないので乾燥しすぎない様新聞をかけておく)今朝模様を入れた後に化粧土を塗り、夜には削る状態となります。ちなみに本日は晴天。

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削りクズをみると乾燥具合が分かりやすいと思います。

続きを読む: 三島を削る

May 30, 2008 1:28 PM

箆切高台を試してみました。

人から教えられ、自分で実行し、なるほどと納得します。
(焼成前のお見苦しい画像で失礼します)

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箆(ヘラ)を使って切った後、移動するさい箆を支えにはずしてみると、高台に箆跡の穴があく!

李朝の高台にみられる穴の跡は、コレだ!と気づく。

わたしにとって眼から鱗の出来事でした。

続きを読む: 箆切高台を試してみました。

January 14, 2008 7:16 PM

筑豊の土

先日、研究会(地質の学習)に参加しました。

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やきものと地質は一瞬関係のない話のように感じられますが、
やきものの原料はこの地層の中に埋まっています。

北部九州地方の地質図(第三紀層の分布図)を拝見したところ
唐津(唐津炭田)と筑豊(筑豊炭田)の地層が、ほぼ同じであり、また北九州小倉も同一。
(朝鮮の北にある会寧もまた同じ地層らしい)
上野、高取古窯は筑豊炭田層に位置し、小倉にも上野(菜園場)古窯があります。
やきもの原料のある場所には、古窯跡が存在しているようです。

筑豊地区は、古窯跡との詳細な場所は照らし合わせてないものの
唐津の場合、一部の窯(山瀬など)を除き、唐津炭田層の上に古窯跡があるようです。

昔の陶工は、なんらかの形で、この原料がある場所を見極める目をもっていたのでしょうね。

それにしても、筑豊地区が唐津と同じ地層だったとは、
暗がりに(筑豊イメージ)明るい光が差し込んでくるような、嬉しい兆しが感じられます。
筑豊粘土、捨てたもんじゃありません。

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September 9, 2007 9:51 PM

三島を作る!

陶磁器フェスタに向けて、昨日は三島手の皿を作りました

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昨晩の工房

そもそも三島手の技法とは 李朝時代に焼造されたもので、韓国では粉青沙器といい 高麗時代の青磁の技術が衰え、その象嵌技術の名残といえる。 花三島、絵三島、釘彫三島の他、掻落し手などもある。 暦手は、三島神社発行の和暦の仮名書風に白象嵌が施されたものをいい 三島手の名称もここから起こった。

やきもの事典より

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September 11, 2006 12:20 AM

茶碗作りの経過~完成?

茶碗が焼きあがりました。 
しかし、焼き色、形、まだまだでした~
納得できるものになるまでは時間が必要みたいです^^;。

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腰のハリが足りませんでしたね。

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予想以上に梅花皮(かいらぎ)ですぎ。

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この中央部ぐらいの釉調が全体にでるのが理想でした。

今回の結果で、次にどうしたらよいか掴めた様な気もします。

いつも使ってる原料使って作ればよかったかな
また時間ができましたら再度兆戦します。

梅花皮(かいらぎ) やきもの事典平凡社 より抜粋

茶碗の高台箆(ヘラ)で荒削りすると、土は細かく飛び飛びにめくれて、釉薬が掛かった時に縮れて固まった様子を呼ぶ。井戸茶碗などの見所の一つである。原義は鮫の皮。

September 10, 2006 12:40 AM

茶碗作りの経過~焼成

syousei.jpg

服部電気炉製 15k窯
茶碗はこの中にあります。

昨日、窯を焼き終えました。
最近の焼き方は1150度までじっくりと還元をかけ
あとは酸化にもどして温度を上げ、焼き上げています。

今日は次の陶器まつりの仕事をしながら窯の冷めるのを待ち、明日は窯だしをして
また窯詰めをし、焼成予定。

茶碗の窯だしまで、あと少しお待ち下さいm(__)m

August 31, 2006 10:58 PM

茶碗作りの経過~制作

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ロクロを挽いて

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高台を削り

そして、ミスってしまい あの世行きとなりました。 (^.^)/~~~

その後、再度作り 釉薬をかけまして

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現在は、このような状態です。

9月中頃に焼きあがる予定です。
焼き上がりまで、しばらくお待ち下さい_(..)_

続きを読む: 茶碗作りの経過~制作

August 31, 2006 12:47 PM

茶碗作りの経過~粘土

nendo1.jpg

原土

nendo2.jpg

砕いた状態

nendo3.jpg

水を加えて練った状態

このようにして使える粘土となります。

持っている原料のなかでは、この粘土が茶碗をつくるのに適したもので
一番近いものではないかと思います。

August 29, 2006 11:56 PM

茶碗作りの経過~釉薬

話の流れにより、奥高麗茶碗を作ってみます~
奥高麗茶碗を作ると言っても、果たしてそれが奥高麗といえるモノになるかどうかわかず
しかし、やってみないことには一生できないですし、
少しでも近づく為の第一歩、理想が奥高麗という事で^^;

茶碗を作る前に、まずは釉薬(うわぐすり)から
使用するのは長石。

tyouseki1.jpg

これが長石です。

tyouseki2.jpg

これが砕いた状態

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ポットミル(粉砕機)にかけ、その後 篩い(ふるい)を通した状態

単純にこれで長石釉の出来上がりです。
単純なようですけど、ここまでたどり着くのに時間がかかりました。
過去に何度もテストを繰り返し
結局、自分の知識と腕が無い為、原料を生かせず
このまま続けても原料の無駄遣いと気づき、ずっと保留にしていた長石です。

April 6, 2006 7:00 PM

象嵌のできるまで

どうやって出来てるかを簡単にご紹介します。

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まずロクロを挽き、内側に雷紋を入れるための線を2本入れておきます。
それから外側に印花をおします。この印は石膏を削り作ったものです。

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内側に雷紋の線書きします。これは根気が入ります
たまに集中力が無くなり、線が曲がったり、はみ出したりもします。

そして高台も削ります。(写真撮り忘れました)


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次に化粧土を塗ります。器の中は白い方が料理入れた時に映えるので、
中にもたっぷりと。
外の印花にも、まわりは黒にしているので黒土を!
後で削るのではみだしてもOK

zougan4.jpg

少し乾燥したところで、削って模様をだして
碗の方は出来上がり!
この削りの作業は気持いいですね~朝からワクワクします。

その後の経過は後日追記します。

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