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July 22, 2015 9:38 PM
自分の眼
February 13, 2015 11:54 PM
唐津の共修理
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December 24, 2014 11:41 PM
唐津の真贋
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December 9, 2014 11:56 PM
長葉山の斑釉
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August 23, 2012 9:08 PM
奥高麗になれなかった片口
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August 17, 2012 9:10 PM
釜の口窯の向付
昨日、注文の白磁を製作しようと思ったら、粘土がなく、次の展示会用の銘々皿を試作してみるものの、はんぺんのようになって上手くいかず、今日は古陶に頼ってみる。
久しぶりにだしてみると、心揺さぶられるように、いい!凄くいい!
みてる時は、わたしは釜の口窯が一番好きではないかと思う。
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July 5, 2012 10:56 PM
3/5の山瀬の小皿
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June 27, 2012 10:55 PM
2/5の山瀬の小皿
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June 22, 2012 1:14 AM
1/5の山瀬の小皿
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May 31, 2012 8:00 PM
川古窯の絵唐津
May 9, 2012 11:12 PM
皿屋敷
お皿が沢山あるので、だしてある皿を並べてみた。
あと、上野が2枚あって、箱に入ったお皿が5枚、お酒をのむのに平盃を貸してくださいと頼まれた、貸し出し中のお皿が10枚。
それを合計すると、59枚。それと李朝が30枚ぐらいはありそうなので、90枚ぐらいかなぁ・・・
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April 22, 2012 12:28 AM
つられて買った小皿
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March 17, 2012 7:59 PM
青唐津の小皿
この小皿は、骨董サイトでみつけて、画面に映しだされる青色をみていたら過去の記憶が蘇ってきました。
まだ独立して間もない頃、古唐津が見たくて、時間がとれれば骨董市や収集家を訪ねる事が多く、よいものに出会えなくても、陶片がみれるだけで楽しくてしかたがなく、よく出かけていました。
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December 20, 2011 12:07 AM
絵唐津の向付
October 4, 2011 11:16 PM
ごく稀な小皿
September 29, 2011 12:58 AM
ほっとけない小皿
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September 21, 2011 9:27 PM
うれしい小皿
September 15, 2011 10:16 PM
絵唐津の平茶碗?
66さんのブログを拝見したら「第5回ブログ茶会開催」の記事。
とりあえず、入手した茶碗でお茶を点ててみました。
近頃、以前にも増して古陶が買いやすくなってきたように思う。前に購入した絵唐津の小皿は線が2本あるでけで高かったのに、今回入手した絵唐津は違った。
この茶碗は四方に絵がありながら、無地とかわらない価格だった・・・かえってこの絵はマイナス要因になるのだろうか・・・
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June 24, 2011 10:21 PM
優美な土味
何年も前に、釜ノ口窯のものを拝見させていただく機会が何度かあり、それ以降、釜ノ口窯のものが欲しくて、欲しくて、気には止めていても、なかなか出会える機会もなく、財力もなく入手できませんでした。(小皿ぐらいしか・・・)
古上野といえば赤ぽい土色が多く見られるのですが、この茶碗の高台内の土味は、色白できめ細かな肌合い。縮緬皺も細かく品がよい。
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May 20, 2011 11:30 PM
豊干と閭丘胤
4客あるうち2客の筒向を寒山、拾得と名付けたので、残りの2客を豊干(ぶかん)、と閭丘胤(りょきゅういん)と名付けることにした。
胴に帯を巻き堂々としたかっぷくのよいものを豊干(ぶかん)。細身の品のよいものを閭丘胤(りょきゅういん)とする。
名前を付けて遊んでいると、器物にも品格があるように思えてくる・・・・。
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December 23, 2010 10:55 PM
今年の衝動買い
9月に衝動買いしてしまった茶碗。
ちょうどその頃は、休みも無く仕事が続き、現代陶をみる機会が多くなり、もってる古陶をだして見る時間もなく・・・そんな時ネットでこの茶碗をみつけ、久しぶりに見る唐津に感動し、格安に感じて衝動買いしてしまった。
今になって思えば、感動するほどのものでもなく、格安でもない。
かといって後悔するほどでもないので、使って楽しむことにする。
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December 17, 2010 8:32 PM
おまけの小皿
先日UPした豪華な陶片(野育ちなれど格高し)の購入を迷っていた時、
5つだと、ちょっと高かったので、2つか3つを選ぼうとしてたら
「まとめてくれるといいんだけどね~♪」といわれるので・・・
では「この小皿をおまけで・・・」と言って、この写真の小皿を付けてもらった。
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October 3, 2010 11:11 PM
均一セール
以前、会寧のまだら入手した時に、気になっていた小皿があり、それをいただいてきました。
骨董屋さんの店内で「他のものも全て同じ価格でいいですよ」と言われ、 数箇所に呼び継の入った小皿、生焼けでカセたもの、李朝後期の堅手、不明のもの? いろいろみているうちに、全て同じ価格ならこの皿はかなりお買い得な気がして・・・
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August 2, 2010 1:46 PM
釜の口窯の撥高台
やっと仕事の方は落ち着き・・・
先日の会寧とよく似た、初期の上野焼に多くみうけられる撥形になった高台です。
撥高台は、高取の古窯にも多少はみられるものの、上野のほうが圧倒的に多く、知人はこの手のものをみると「武士が裃(カミシモ)を着て、凛としている」と言われます。
このゆるぎなき立ち姿は、細川三斎様のお好みだったのでしょうか・・・
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June 8, 2010 9:31 PM
原明窯の絵唐津
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February 7, 2010 11:37 PM
真面目な青唐津
斑や絵唐津、皮鯨といったものより、数多く作られ、そんなに珍しくもない、青唐津です。
何気ない釉調に作意のない趣、これだったら新陶でも欲しいと思い、オークションで入手しました。
最初は上野あたりの窯のような気がしていましたが、どーも、唐津の松浦系統(焼山?)のようです。
まだ、弟子入りしてる頃に、美術商の方から
「茶碗には、茶碗に見立てられたものと、茶碗として作られたものとがあり、その違いをしっかり見極めなさい」と言われた事があり、
確実に茶碗として作られた、この青唐津を見て、10年以上も前に亡くなられたその方の言葉が思い出されました。
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January 14, 2010 10:35 PM
空瓶と小皿
先日、大宰府に行く前に、空瓶がたまっていたので、ほっこり家に持って行きました。
空瓶をお渡しすると、大変喜ばれ「まぁ、コーヒーでも・・・」と、ごちそうになり、また数々のいただきものをしてしまいました。(そういえば、以前ごちそうになった、自家製ジンジャエールも美味しかった。)
この小皿もいただきものの一つです。
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January 11, 2010 9:22 PM
大宰府の骨董屋さん
唐津に行く前に、小皿の修理が出来上がったので大宰府に立ち寄りました。
見違えるほど、立派になって、この間まで陶片だったのが嘘のようです。
お礼をいい、次に修理してもらうものを預け、すぐに失礼しようと思ってましたら、
「あなたに見せたいものがあったんだけど・・・どれだったかなぁ・・・」
とおっしゃられるので、しばらく雑談を。
そして、拝見させていただいたのがこの古椎のまだら・・・
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December 17, 2009 10:10 PM
近頃の小皿
ある日、ヤフーオークション(ウオッチリスト)を見ると、
残り時間2分、唐津の小皿が落札されようとする瞬間でした。
傷が少ない小皿がこんな価格で、落札されてはならない!
「えぇ~なんで誰も入札しないのぉ・・・」と思いながら
ちょっと入札してみたら、落札してしまった。
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December 6, 2009 10:52 PM
楽焼の修理?
今、窯だしを終え、写真を撮ろうと思ったら、カメラが行方不明。なので、前に撮っていた写真を・・・妙な呼継ぎに見えますが、多分、楽の直しではないかと思います。
過去に楽焼で継がれたものを2点見たことがあります。唐津の平茶碗に黒楽(楽家の印あり)で修理が施されたものと、もう一点も確か絵唐津に黒楽を継いでいたような記憶があります。
しかし、この白は今まで見たことがなく・・・可能性としては白楽かなぁ?と思いながら、はっきりとは判断がつかず・・・
しかし、修理箇所から飲むと楽焼ぽい。
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November 23, 2009 11:06 PM
ものを見る視点
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November 16, 2009 1:20 AM
釜ノ口のまだら
まだらといっても侘しさが漂う枯れ果てた小皿です。
上野焼きのはじまりは、豊前小倉藩主 細川忠興により、朝鮮陶工尊楷を招き、16002年(慶長7年)開窯。
(地元ではまだらと呼ばずに藁白という場合のほうが多いようです。)
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November 5, 2009 1:03 AM
残された小皿
August 3, 2009 7:56 PM
古椎のまだら
先日の阿修羅展の帰り、駅前の骨董屋さんに立ち寄りました。
店内を何気に見ていくと、盆の上に置かれた小皿の連なった陶片が目に入る!
ガラスケースの中をのぞくと、呼継ぎされた器が積み重ねれており、
「ちょっと拝見させていただきたいのですが・・・」と断りをいれて見せていただく。
斑の皿に見覚えがあり 「あっ、椎の峰」思わず言葉がでてしまった。
店主「そう、これは椎の峰窯の・・・」しばしの沈黙。(この一言で、互いに通じ合えた瞬間のような間。)
それからいろいろとお話をお聞きし、もちあわせがなかったため、お取り置きしてもらい、昨日とりに行ってきました。
椎の峰は長く続いた窯で、数箇所に窯跡があり、古い窯のものを略して"古椎"というようです。
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July 20, 2009 7:48 PM
ほっこり唐津
続いて ほっこりさん からのいただき物は、なんと、唐津の小皿!
お伺いした時からすでにテーブルの上に重ねられており、てっきり拝見させていただけるものと喜んでおりましたら・・・
それもあげるから、と言われ、大喜びしてしまった。
しかし、これはもらいすぎですね・・・
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July 1, 2009 8:46 PM
沓形の沓茶碗
よくぞご無事で・・・と言いたくなるぐらいの沓形。
こんなにへたりなりながらも、不思議と大きな割れがなく、一箇所に1cmくらいの窯キズが入ってるだけ。かろうじて使えるこのひしゃげようは、あらゆる困難を乗り越えて強く生き抜いた奇跡のようなものまで感じられる。
かって、時の流行にともない注文生産された沓茶碗のなかでも、これほどの沓形はないと思う・・・
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June 3, 2009 8:32 PM
唐津と伊万里と有田焼
小溝、天神森、小物成窯の陶片を拝見させていただいた時、この皿と同手が数多くみられました。
これらの古窯の共通点は、有田(外山地区)にあり、陶器と磁器が同じ窯で同時に焼かれていた時期があり、陶器と磁器が重なって出土する場合もあったようです。その後は磁器へと移行していく。
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May 5, 2009 10:21 PM
皿飾り・・・
January 17, 2009 8:37 PM
唐津焼の小皿
変な呼継ぎですが、修理をやり直せばよくなりそうなので、買ってみました。
継ぎの陶片がおかしな付き方になっているので下手にみえますが、本体の状態はさほど悪くないようです。
このような状態だといくらか手頃ですが、修理代が高くついては悔しいので、この皿は自分で直そうと思っています。
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January 13, 2009 10:55 PM
高取焼の黒い小皿
成り行きで、欲しいものと違ったものが舞い込んでくることがあります。
本当に欲しかった小皿はキズが少なかったのですが・・・。
入手してみれば、多少の欠損部分はありながらも、共の陶片で継がれており、直しにだせば格段とよくなるのではないかと思っています。
直し方によって格段とよくなるはずです!きっとよくなる・・・
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December 1, 2008 12:20 AM
店を閉ざす骨董屋さん
数ヶ月前に佐世保にあります2件の骨董店を訪れました。
その店はネットで知り、唐津が多く掲載されていたので、いつか行ってみたいと常々思いながら、なかなか行ける機会が無く、やっと念願が叶いよいものに出会える予感をいっぱいに膨らませて、住所をたよりにその場所には到着したのですが・・・
2件ともお店はなくなっていました。(現在はHPもなくなりました)
愕然とする中、友人の調査により一件のお店の方は店主と連絡がとれ、品物はご自宅の方にあるので見に行ってもよいとの事。
お伺いすると・・・
伝世の絵唐津七寸皿、叩きの水差(甕)、無地の大振り徳利、堀の手の絵唐津大皿などなど拝見させていだいたものの、どれも手が届かぬものばかりで、心潤されなれがらも・・・
結局、購入するのは無地の小皿となります。
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November 9, 2008 8:18 PM
後絵の一歩手前?
オークションで唐津の馬盥を買いました。
写真では無地に見えたのに
うっすらと・・・絵がある!・・・?
よく見ると、焼きあがったものに絵を描いて消した跡?
それが貫入の中に入り込んで残っているような・・・
もしかしたら、後絵を入れようとしたのではないかと考えてます。
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November 6, 2008 2:37 PM
絵唐津の小皿
時代のある唐津のなかでも、よい絵が書かれていると、小皿といえどもびっくりするような値段ものがあります。
そのようなものを拝見していると、金銭感覚が多少麻痺し、絵が小さくても、絵の発色が劣っても、安く感じてしまう事があります。
(後から冷静に考えると、安くはないと分かります)
この細い二本の線があるだけで、無地唐津ではなく絵唐津に分類され、価格が増すのはちょっと悔しい・・・
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September 7, 2008 6:53 PM
強引に夏茶碗
過ぎ去る夏をおしみながら・・・
この古唐津を買う時に、「これは夏茶碗にもつかえそうですね」というと
前所有者「それは無理やろー、これは皿ばい」といわれましたが・・・
高台は熱く焼けだだれた石の如く、釉はまるで流れる滝のように、夏の風情をとじこめており、これほどのものは茶碗としてつかわねば!と、心揺さぶられました。
そうは思いながらも、今らか秋、冬、春へと向かう時期はお皿としてつかうかも・・・。
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July 27, 2008 11:44 PM
10年前の宝物
工房の掃除をしてみつけた懐かしい唐津の茶碗。
近頃は使うこともなくなり、ホコリまみれになって、工房に置かれたままになってました。
いただいた当初は嬉しくて、古唐津の茶碗を所有する喜びに満ち溢れ、味のある削り、色付いた土色、細かな貫入に見入り宝物のように愛でて使っていました。
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July 16, 2008 12:17 AM
末広がりの茶碗
あきらめていても、時に再会する事もあります。
先月ネットオークションを見ていたら、見覚えのある茶碗がぁ・・・
以前オークションカタログを見て散々悩んだあげく、最後までどちらにするか悩んだ一方の茶碗が出品されており、そんなに数はいらないし、小森谷窯の茶碗は1つあればとあきらめたつもりでも、前回買った茶碗は直しにだして手元になく、価格は1/3以下だったので、ついついと・・・。
修理代もばかにならないので、これは自分で直しを試みています。
前にやった修理の失敗をふまえ、漆が周囲ににじまぬよう回りに糊を塗ってから、漆を塗る。
(失敗例 周囲の貫入に漆が染込んだ画像→無地刷毛目小皿)
赤漆が剥げることがないよう、何重にも塗り重ね、その上に金を蒔く予定。
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July 12, 2008 7:13 PM
直しにだした小皿
直しにだした小皿が先週できあがりました。
修理前→http://www.utuwa-ya.jp/blog/2008/05/post-294.html
お任せで修理をお願いし、出来上がりは、銀?角度によっては金にもみえますが、器となじんだ落ち着いた仕上がりとなり、みごとに使えるものになりました。
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June 26, 2008 9:03 PM
小技の利いた口作り
古陶の高台もよいですが、口作りにも魅力を感じます。
高台と同じく、口作りも器によってそれぞれ違いがあり、面白いものです。
玉縁といえるほど大きくないのですが、縁から少し内側に入ったところをグッと押さえた強い線に、決して目立とうとせず、控えめながらも陶人の技を感じております。
玉縁(たまぶち)とは:壷などの口縁をいくらか厚みをもたせてひねり返し、断面があたかも玉をつけたように丸く作ったものをいう。
やきもの事典より抜粋
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June 2, 2008 7:54 PM
落札結果
無料配布されていたオークションカタログ(唐津)をみて、試しに何か入札してみようかと、何度もカタログを眺めていました。
いざ入札するとなるとなかなか決めきれず、買える範囲内で呼継ぎの少ないよいものをと迷いに迷って、小振りの灰釉茶碗を最低入札金額+1000円の1点のみを入札しました。
一枚の小さな写真だけで入札するには不安が大きく継ぎが多かったり、中に降りモノがあったら・・・と、気になってしかたがありません。それでも土見せの部分から焼け具合を想像し、細部を細かく見、これなら大丈夫かなぁ~というものを選びました。
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May 22, 2008 7:47 PM
陶片にもどる
4枚目となった無地唐津の12,5cm皿です。
この皿には梨地風の下手な修理が施されていたので、その部分を削り落とし、
ホコリぽいので、水洗いした後に
そのまま水に浸けて放置していました。
そうすると・・・
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May 2, 2008 9:31 PM
お駄賃
なにかにつけ人によくものを頼まれます。
例えば仕覆作りであったり、骨董の売却であったり、運転手などなど。
そしてお礼としていただくのが小皿や陶片です。
(というか半ば強引に奪ってます^^)
この小皿もそんな感じで、お駄賃として手元にやってきました。
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April 2, 2008 11:23 PM
たまには大皿
続きを読む: たまには大皿
March 4, 2008 10:30 PM
祥古谷の小皿
何処の窯で焼かれたか、わかりやすいもののありますが
全く分かり難いものもあります。
この無地の小皿は、シールが貼られていなければ
祥古谷とはかわかりませんでした。(武雄系かな~錆谷か?ぐらいです。)
シールに感謝!
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February 20, 2008 7:37 PM
交換
欲しいものは後を絶たず、支払いには限度があります。
そんな場合は、やむを得ず交換します!
この小服碗(湯呑サイズですが)筒のような深さがあり、寒い時期に使いよく
この深さに(形)惹かれ、椎の峰の三島碗と交換しました。
茶映りよく、現在フリーカップとしても活躍しております。
続きを読む: 交換
January 16, 2008 11:20 PM
つい、もう一枚
自分のもっている皿と、同手のものを見ると欲しくなります。
お手頃価格だとなおさらです。
以前、和尚さんより譲っていただいた皿 と同形で、サイズも同じ11.5cm。
このような小皿がありますと、ついつい買ってしまいます。
続きを読む: つい、もう一枚
December 17, 2007 7:29 PM
12.5cmの皿
December 14, 2007 6:50 PM
生まれと育ち
どこの窯で作られたかが明記されていると、嬉しくなってしまいます。
この皿には「権現谷窯」と書いたシールが貼られておりました。よくわからないのに聞き覚えのある窯というだけで「あっ!権現谷!これが権現谷窯のものですか~」と、小さなときめきが生まれます。(本当に権現谷窯かどうかは、店主を信頼するか、買う側の確かな目がないと断定はできませんw)
唐津の場合、生まれた窯によっても価格が違ってくるようです。人気があるのは最も古いとされる岸岳系の飯洞、帆柱、皿屋、山瀬などの窯でしょうか、しかしこれらの窯のものを目にすることは少なくなり、あっても高価なので手が届かなくなってきました。
それに比べ松浦系の権現谷窯などは、まだ買い易い状況ですし、
ここの窯のものは持っていなかったので参考の為にも
小皿好きなら一枚ぐらいは必要ですよね!
続きを読む: 生まれと育ち
December 6, 2007 8:41 PM
初めての骨董屋さん
何年か前に「集」という骨董誌をみてましたら
古唐津を扱う店が掲載されており、場所はウチから車で40分程度の距離。
もちろんお伺いしました!
展示室に入って最初に目に付いたのは、積み上げられた唐津の小皿(15枚ぐらい)
「こちらを拝見させていただきたいのですが、よろしいですか?」とお聞きしたところ
「はい、いいですよ」と快く鍵を開けて出して下さいました。
そして「まぁ~珍しいですね、女性なのにこんなのが好きなんですか?^^」と。
(一般的に女性が好むものは、色絵のものとか、伊万里、京焼きなどなのでしょうか・・・?)
お話をしていくうちに、女性の店主も唐津好きのようです!
こちらのご主人は方々の骨董市に出かけ、お店の方は奥様がされているようです。
それからはお菓子とお茶をごちそうになり、色々なお話と共にお道具を拝見させて頂きました。
そうなると、せっかくなので帰り際になにか一つ、と思って買ってしまうのが小皿です。
このようにして着実に小皿は増えていきます^^
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December 3, 2007 8:35 PM
ヤフーオークション
手頃な小皿が入札されないままだと、つい買ってしまいます。
岸岳庵さんのブログを拝見してましたら
「持っているのに何かと自分に言い訳を作って購入してしまうのが古唐津の小皿。」
と。 私も同じく、古唐津の小皿を購入するさい、何かと自分に言い訳作ってます。
オークションは失敗するのが怖くて高額なものは買った事がないのですが、たまにかわいい小皿などが出品されていると楽しみで、このまま値段が上がらないといいなぁーなどと考えながらよくヤフオクをのぞいてます。
無地唐津の小皿でも(斑、絵唐津は別格)キズが少ないものは人気があり高額になっているようです。
そして、この小皿も気になる出品の一つで、何度と無く見ておりました。しかし最終日になっても入札のないまま、私の他に入札する人もおらず思ったより手頃な価格で落札する事ができました。
この皿は画像で見たときよりも、実物を手にした方が断然よいもので、持った感じは重量があり、やや朽ち果て気味の修理のあとや、使い込まれニュウに入り込んだシミは迫力をもかもしだしています。
手持ちの無地唐津(このタイプの小皿)のなかでは一番のお気に入りにとおさまりました。
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November 23, 2007 6:51 PM
さらにお安くなりました。
先日、収集家の和尚さん宅(お寺)より、この2枚の皿をいただいて帰りました。
この皿は、和尚さんが以前ヤフオクで2枚ともお手頃な価格で落札したそうです。
蒐集品をいろいろと拝見させていただいき、その中で高取の小皿が一番欲しかったのですが、「コレは絶対に駄目ー!」と言われ「こっちの唐津なら2枚で安くするから、こっちにしなさい~」と、お勧めいただきました。
お手頃だと普段使いに遠慮なく使え、参考資料としても役立ちます。
値段につられ、もとい、和尚さんの暖かなお心に感謝致し、この2枚の皿をいただきました。
(さすが仏にお仕えする身、購入時の落札金額よりお安くなってます)
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November 19, 2007 8:58 PM
刷毛目の小皿
三島唐津を作っていた古窯で、小峠という窯があります。
この窯は三島、刷毛目、鉄絵などが焼かれており、小峠奥窯では染付磁器まで作られていたようです。
もっているものは、この窯の代表的といわれるような刷毛目の小皿。
ちょっとツギハギが多くてお恥ずかしい限りですがUPしました。
最近では、パッチワーク皿の人気は落ち気味なのか
7年前に買った時より現在の方が安くなっているような気がします。
パッチワークは卒業したという言葉を耳にします。
はじめて古唐津を購入するさい、数が多く価格が手頃で確実にホンカであるツギハギのパッチワーク小皿がもっとも買いやすく、一番身近にあるようなきがします。それからキズのすくないものへ、より良いものへと蒐集が変わっていき、その後、なんだ~パッチワークか~とを見向きもしなくなるようです。
私の場合、そのパッチワーク小皿をなかなか手放せず
いまだに買ってしまい 卒業できません~
なんだか、小皿ってかわいいですよね(お値段てきにも^^)
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November 4, 2007 6:54 PM
州浜の茶碗
生まれは向付として作られたのしょうが、ウチにくれば茶碗として使います。
州浜形っておもしろい形ですよね
この形を見ていると
以前、出光美術館で荒川氏の講演をお聴きした時
この州浜形についてふれていた事を思い出します。
海辺や川辺の中にできる三角形の州(島)や浜辺を州浜というのですが
昔はこのような場所(州浜)に神仏が降りてくるとか
(本当に降りてきたのかは別としてw)
州浜はものを清める所であり、清浄な場所とされていたようです。
平安時代には白木で州浜形の台を作り
神仏がそこに降り立つように、
昆布や米、塩といったようなお供えものが置かれたのだとか。
元々、自然の中にあった清浄な場を
室内の生活の場にとり入れようとして
このような形になったのではないか
といった内容の大変興味深く、面白いお話でした。
ちょっと州浜形を検索してみますと
お菓子、家紋、建築用語などにもあり
本来、使い捨てだった白木の州浜台は・・・
http://sujyu.kachoufuugetu.net/sub07.html
http://japan.park.org/Japan/Kyoto/culture/hinadan/item/d3-8.html
↑このように 多少用途や素材が変わっても形は受け継がれているようです。
続きを読む: 州浜の茶碗
September 30, 2007 8:46 PM
名月
August 26, 2007 7:15 PM
近頃の蒐集
先日と同じく無地唐津の碗。
同じ碗でも、10年前に買ったものと比較すると
その違いは大きいようです。
ツギハギや陶片ではなかなか見ることが出来ない
うつわ全体を覆う なめらかな曲線。
ツギハギや陶片も好きですよ
しかしながら、この美しい曲線に
購買意欲をそそられました。
続きを読む: 近頃の蒐集
August 22, 2007 11:17 PM
10年前の蒐集
古陶磁を買い始めた頃、
とある古本屋さんの片隅でこの唐津の陶片を見つけました。
何度か足を運んでいると、売れずにいつも同じ場所に置かれています。
やはり気になる。
陶片といっても、継ぎ合わせると一つの碗になるもので
呼び継ぎされた茶碗よりはお手頃な価格
これなら試しに自分で直してみようといただいて帰りました。
陶器用の接着剤とエポキシパテを使って接着し
その上から釣りの浮に使われる漆を塗り
十分使えるものとなり、満足な仕上がりでした。
当時は、3、400年前の唐津が手元にあるというだけで
最高に嬉しかったのです。
仕覆は自分で布地を選び紐をあつらえ、
この碗のためにと、愛情こめて縫いました。
しかし、年月と共に人の心は変化します。
人の欲というものも果てしなく深い!
新たなモノを入手する度、喜びは増し
すでに、この碗を完成させた時の感動すら忘れ
より魅力的な古唐津を求めていますw
続きを読む: 10年前の蒐集
August 8, 2007 11:09 PM
絵唐津の夏茶碗
July 7, 2007 7:26 PM
椎の峰窯の三島
陶片を拝見させていただきにお伺いしただけのつもりが
参考の為にと、しっかり頂いてしまったのがこちらの碗。
表面はカセた感じが強く、果して使えるかどうか心配でしたが
生地は焼きしまっており、水漏れも無く、使用後の臭いも残らず
現在の愛用品にとおさまりました。
続きを読む: 椎の峰窯の三島
June 24, 2007 8:14 PM
小溝窯の小皿
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June 7, 2007 9:26 PM
理想と現実
June 3, 2007 9:23 PM
三島の茶碗
決め手は高台でした。
この茶碗が地元の収集家と交換したものです。
収集家宅で、いろいろなヤキモノ(唐津、李朝)を拝見させて頂いてた時、その中の一つにこの茶碗がありました。
一見、ロクロ目がないものの李朝井戸茶碗を思わせるような形・・・
はて・・・?
現代モノ・・・?
いや・・まてよ~これは違う!
などと心の中で呟きながら
ふと・・・高台を見ると・・・なんと
か・か・か・ら・つ~~~
この高台は武雄系らしき古唐津ではありませんか~
この形で三島唐津!
このような高台を見せられたらね・・・好きな者にはたまりません。
その収集家が、以前私の持っている茶碗をかなり気に入ってたのを思い出し(なぜかこのような状況の時だけ頭の回転が速いんです)
即座に「私の持っている茶碗と交換しません?」と申しましたら
先方も即座にOK
商談成立!
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May 18, 2007 3:17 PM
初めて買った古唐津
この小皿によって収集がはじまりました。
この小皿を買ったのは10年程前。
まだ真贋なども全く分からない、ましてや古唐津が何処に行けば売られているのかさえ分からない頃でした。
その時期、門司にある古美術店を度々訪れていましたら、収集家が下取りに出した数枚の小皿を拝見させて頂いたのがきっかけとなり、後は次から次にと・・・
小皿は値段が手頃なので買い易く、多種多様な焼き、発色、窯による原料の違いなど参考になり、アレも好いコレも欲しいと、ついつい買っているうちに増え続けております。
それにしても、まぁ飽きもせず良く買ってます・・・
我ながら呆れますよ!
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May 10, 2007 10:51 PM
まだらとあめ
これもお気に入りの小皿です。
もしこの皿が伝世品だったら・・・
コレクターの会話を想像すると
↓ちょっと田舎に住んでますので
「この斑は こりゃ~岸岳たい」
「おっ!この黒は、藤の川内ばい」
ってなりそうな気がするぐらい唐津とよく似ています。
しかし、この皿は紛れも無い古高取 内ヶ磯窯。
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April 18, 2007 7:35 PM
唐津のやきかげん
古唐津です!といっても、また小皿...
ほぼ同じ窯と思われる小皿ですが、その発色、焼け具合は様々です。
発掘品は大半が焼け過ぎたものか生焼けのモノが多く、完全な伝世品(欲しいですけど)と比較すると多少見劣りするものの資料としては大変貴重な価値のあるものです。
これを焼きのあまい順番に並べますと・・・
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February 26, 2007 8:08 PM
唐津の呼継
とびっきりの皮鯨です~家にはこれ以上の皮鯨はありません。
この茶碗の修理は一瞬"共継"(ともつぎ)かと思えるぐらいピッタリと合った"呼継"(よびつぎ)です。
そして偶然にも、この呼継をしたのは「唐津の金継」で紹介した茶碗を修理した人と同一。しかも以前の持ち主は、辿っていけば同じ所有者でした。w
この2つの茶碗は全く別の場所で購入したのに、世の中(骨董世界)狭いものです。
よくお話をお聞きすると、修理をしたのは芦屋ではなく萩の方でした。
持ち主が変わるごとに話も変わっていったのでしょうね。
古陶磁って同じものがないから、キズの位置や釉の掛かり方など特徴を見れば、元の所有者でしたら直ぐにわかりますね。
しかし、本当に見事な呼継!しつこいですがホント~にキレイな呼継!
ってキズ(欠陥)を自慢してるのもおかしな話ですね。w
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January 23, 2007 8:38 PM
枯れた皮鯨
また小皿ですが・・・大好きな古唐津です。
この小皿、あちらこちらに窯屑を取った跡らきしものがみられ
発掘ならではの朽ち果ててボロボロといった印象です。
こんな枯れたような哀愁漂う小皿にも、心魅かれています。
(伝世、無傷を買えればいいでようが、貧乏陶工には絶対無理な話。
こんな小皿を買っては喜んでいる日々であります。)
もちろん、この小皿も目跡のお手入れ(削り)済み。
購入時はまだ大きな目跡でした。
先日他のモノを削ったついでに、この皿も。
削りたてですので多少お見苦しい目跡かと思われますがご了承下さいw。
January 14, 2007 11:42 AM
古唐津の修理
この皿は縁に5cmぐらいのキズがあったものを、なだらかに削り(削るの好きですw)その上に透明漆を塗りました。上画像の左の部分ですけど、キズはほとんど目立たなくなり品格増したような気がしてます。(←ほとんど思い込み)
ついでに見込み中央のひび割れや小さな穴(粘土の中にあった木屑などが焼けてできたもの)にも透明漆塗りました。
汚れが入りこまなくてよいのではないかと、ちょっと試してます。
馬を洗う盥って、実際みたことないですが
これはかなり浅めですけど馬盥(ばだらい)といえるかな~
夏の平茶碗にも使えそうですね。
実は気に入って冬でも茶碗で使ってますw
しかし寒い日は、お茶の冷めるのも早い^^
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December 18, 2006 7:34 PM
とっておきの皮鯨小皿
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November 28, 2006 8:23 PM
発掘 伝世の小皿
結構、小皿好きで(値段的にも) 古唐津のなかでも無地唐津には特に愛着あります。
古唐津の好きなとこって型にはまらず、同じ窯のものでも形が微妙に違って、ばらばらな感じも好きな所の一つです。(それなのになぜか作るものは、きっちり寸法と形を合わせている事に、最近すごく矛盾を感じています)
この皿は発掘された後に使用されてたもので(発掘伝世)
貫入にも染みが入り土色も変化し、どこの窯か分かりづらくなっています。
五枚のうち(一枚目画像右下)この一枚だけ明かに違い
これは横の陶片を比較してみると、陶片と同じ道納屋窯でないかと思ってます。
陶片、役立ってますね。
この右側は小森谷窯。口作りのそり方(かえし)は独特です。
左も、もしかして小森谷窯かな~?
この二枚は同じ土アジだけど?どこの窯?もしかしてこれも小森谷?
同じ窯のモノでも、土を取る層が違ったり、同じ土でも削る時の乾燥具合が違うと違ってくるし、ましてや焼成具合でも違うので、なんだか微妙です。
そういえば以前の「発掘の小皿」灰釉ってかきましたけど、それも微妙なとこですね
同じ釉薬でも焼きが違うと発色が変わるので、こちらの五枚の発色は長石釉といえるのですが・・・。
飯洞甕窯なんてあり得ないかな~飯洞甕ってあまり見たことないんで分からないですけど
この小皿どこの窯かわかりましたら、是非教えてください。
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November 23, 2006 11:31 AM
発掘の小皿
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October 29, 2006 1:46 PM
宇土の谷窯の斑
ちょっとマイナーですけど
今から3,4年前になるでしょうか
唐津の蒐集家宅で、コレクションをいろいろと拝見させて頂いた時に
古唐津 宇土の谷窯の六寸皿(上画像)を見せてもらいました。
その形は印象深く、力強く押さえ反られた口作りには特に惹きつけられるものがあり
忘れられずにいたものです。
今回その方から、この皿を特別にを譲っていただけるとのお話があり
即行、唐津まで行ってきました。(先週の木曜日の出来事)
こういう話には動きが早いです^^
そして再度お皿を拝見させていただきました。
発掘品でキズは多いものの、共継ぎです。
高台が一部欠損し、その部分にはパテ修理が施されていますが
そんな事は気ににならない程、釉の発色、歪んだ形も良好でしたので
即座にいただいてまいりました。
以前、古美術商からお聞きした話のなかかに、よいモノを買うには、「眼、金、胆 」三つ揃わないとモノは買えないというのがありましたけど、私の場合は、ほとんど度胸だけです!だから失敗も多い、おまけに借金も多い(-.-)
しかし、今 思い浮かぶのは、この六寸皿と同形の李朝と伊万里の白磁の姿である。
宇土の谷窯について
唐津焼の研究 中里 逢庵 (著)より「武雄市の宇土の谷窯からは天藍紅斑(てんらんこうはん)の皿が出土する。 天藍青釉は宋の均窯の流れをくむもので、藁灰釉の一種である。 古唐津の藁灰釉はほとんど白に近いが宇土の谷窯は天青である。」
との記述がありました。
この六寸皿も高台内側と見込みに若干青味がでてます。
October 22, 2006 1:10 PM
山瀬窯の斑(まだら)
古唐津のなかで斑釉は人気が高く、特に帆柱窯の斑はとても美しく珍重されていますが
帆柱窯と同じ岸岳系で、この山瀬窯の斑も希少なものの一つではないかと思います。
この山瀬窯の土は独特で、他の窯とも区別が付きやすく
陶説 の「唐津の土」という記事のなかで須藤さんは「山瀬の土はひときわ異彩を放っている。
土の成分は、他の土が、硅石、長石、セリサイト、カオリナイト、ハロイサイトなど、混合した成分で出来ているのに対し、山瀬はハロイサイトだけの単成分で出来ている。
しかもX線で調べてみると、ハロイサイトのピークが鮮明で結晶がきれいであることが分かる。
この結晶がきれいな事は、陶土としては困ったことで、可塑性不足の原因となる。
元々、粘土鉱物単成分の陶土を使用することが異常であり、日本中にも、世界を見渡しても、山瀬を除いては皆無ではなかろうか」と山瀬窯の陶土が他に類をみないものとして記述しておりました。
現代ではこの山瀬の土を使ってる作陶家もいらっしゃいますが
作品は、どことなく違いがあるようです。
この小皿は6,7年前に購入したもの。
私が買えるのは、やはり呼び継ぎですけど^^;
September 7, 2006 1:30 AM
土あじ
最近、茶碗を作って特に強く感じたのは
土によって表情が全く違ってくるという事。
あたりまえですけど、昔から 一土、ニ窯、三細工、(一窯、ニ土、三細工?)
と言われるように、
人の技術は土のもつ力には及ばないと
改めて実感しました。
古唐津は、窯によって土(あじ)が違ってるのも、
惹きつけられる魅力の一つなのでしょうね。
July 30, 2006 8:55 PM
帆柱窯の斑(まだら)
先日「一昨年の今頃~仕覆づくり~」で紹介しました中身の器です。
この古唐津の輪花皿は、有光先生から仕覆を作ったお礼としていただいたもの。
仕覆作りによって貴重な 帆柱窯か皿屋窯 の斑が手にはいるとは
小皿といえども、まさかの収穫でした。~(^.^)~
斑の釉調も美しく、土味も好く、ヒマ(釉の抜け部分)も有り大変気に入っています。
多分、昭和の30年代頃の発掘品だと思います(有光先生のお父様の所有品でした)
いただいた時は口部分がカケたままでしたので、
大量の陶片を所有し、金継もする K氏に修理をお願いしました。
修理する時に輪花にはせず、その部分を飲み口にできるよう
帆柱窯の陶片で、なだらかに呼び継ぎをしてもらい
平杯としても使える様になりました。
(呑めないですけど、お出かけに必要な時があります)
何気なく始めた仕覆づくりなのですが
欲しくても、なかなか手に入らなかったものが手に入り、
そしてまた他の方ににも陶片をいただく事もあり
かなりの幸運を招きました。
しかしながら、こんなところで運(時間)を使ってしまい、
常に貧乏生活は付きまとっています~^^;
June 21, 2006 9:06 PM
唐津の金継
わたしの持っている古陶磁の中で好きな修理がこの古唐津の茶碗です。
3,4年前に美術商F氏よりこの茶碗を購入致しました。F氏お話によると修理をしたのは芦屋の方らしく、今はもういらしゃらないとの事でした。
修理の継ぎ目は貫入にそってとても丁寧に塗られており、青海波の模様も上手すぎないところがこの無地唐津を一段とひき立て良くなった様な気がしてます。
正面のくっ付き痕は自分で削った為、多少削りすぎしまいました。
使ってなじませようと試みましたが、なかなか生地が硬くなじみませんでした。
(今思いつきました。トクサでためしてみます!)
口径13cm 高台3.7cm とかなり引き締まった小さな高台も気に入っているのですが
ある日、知人にこの茶碗の高台を見せ「この高台かわいいでしょ?」といったら
知人は高台を見て「ちくびみたいでいいですね~」と 。
「ちくび!?」
人によってものの見方もいろいろですね。
それ以来この高台を見ると「ちくび」の言葉が頭のなかを過ぎります~
March 27, 2006 9:50 AM
お茶でも一服
次の展示会に向けての下準備(粘土の乾燥など)が整った所でロクロを挽く前に頭の切り替えと体力保持の為に休息を・・・
健康的なもを作るには、まず健康を保たねば!
ちょっと休息~
以前「撥高台トリオ」で紹介した古唐津(一位ノ樹山窯)の茶碗です。
この茶碗を購入したのは3年程前、この茶碗でお茶を点てたのは初めてですが不思議と点てやすい。
お茶が入ると、見込み(内側)の絵も一段とひきたちます。
横からの姿もなかなかのもの。違う茶碗のようにもみえます。
こちらの絵ものびやかで好きです。
好きなものをゆっくり楽しむのは大切な時間
心も洗濯して、栄養を取らなくては!
以前この茶碗を お得でオマケ付 と紹介したのですが、この茶碗にはまだおまけが付いているのです。
画像では判りにくいのですが、実はこの高台 デベソ なんです。
テーブルの上では独楽(コマ)のようにクルクルと回ります。
畳の上ではなんとか大丈夫。
そして 見込みにも 大きな デベソ!のおまけ
デベソと言ったのは粘土の中に空気が入り焼成する時に膨れてできた火ぶくれの事で、人によってはエクボとも言うみたいですが「あばたもえくぼ」でしょうけど、この場所ではエクボと言うよりはやはりデベソの方がピッタリはまるような気がします。
一般的に見込みの火ぶくれは欠陥品ですが、私のような貧しいやきものやにとっては、完全なものより価格が安くなるので嬉しい事です。
これもまたアイキョウ!気に入ってます。
写真の色を実物に近づけようと努力したのですが、やきものの色を写すのはなかなか難しい作業で、実際の色とはいまひとつ違います。今回はこれくらいで断念しました!実物は画像より色に深みがあります。
February 27, 2006 10:41 PM
撥高台トリオ
生まれも、育ちも、違えども、3碗とも撥高台!
バチこうだいとはバチ形(裾広がり)になった茶碗の底(裏側)の事。
小振りの茶碗ですが三碗そろうと面白いものです。
左は継ぎはぎだらけで指で塗りつけた様な面白い絵付けの茶碗は高麗時代のもの
ぶち割れでも立派な?高麗茶碗でしょ!?
右は古唐津の一位ノ樹山窯、江戸時代中期ぐらいでしょうか、
画像では分かりにくいのですが、胴の三箇所と見込み(内側)にものびやかな絵付けがあり、唐津では珍しいバチ高台と云うおまけが付いてきたようで得した気分です。
中央は古高取の内ヶ磯窯(1614年~1624年)の発掘品で、発掘者より購入したもの。
ただで掘ったものを高値買うのは...と思いながらも、斑の釉薬の美しさもあり3碗並べてみたかったのもありで結局購入しました。
李朝陶工が唐津に連れてこられ、唐津から内ヶ磯にきたと云う。
茶碗を並べ色々と想像するのも愉しいものです。
大いに満足! 満足!
だが支払いはつらい...