July 16, 2008 12:17 AM
末広がりの茶碗
あきらめていても、時に再会する事もあります。
先月ネットオークションを見ていたら、見覚えのある茶碗がぁ・・・
以前オークションカタログを見て散々悩んだあげく、最後までどちらにするか悩んだ一方の茶碗が出品されており、そんなに数はいらないし、小森谷窯の茶碗は1つあればとあきらめたつもりでも、前回買った茶碗は直しにだして手元になく、価格は1/3以下だったので、ついついと・・・。
修理代もばかにならないので、これは自分で直しを試みています。
前にやった修理の失敗をふまえ、漆が周囲ににじまぬよう回りに糊を塗ってから、漆を塗る。
(失敗例 周囲の貫入に漆が染込んだ画像→無地刷毛目小皿)
赤漆が剥げることがないよう、何重にも塗り重ね、その上に金を蒔く予定。
茶碗が届いてすぐ、片口ぽく湯冷ましにも使えるかと、お湯を入れテーブルに置くと、
傾いた口からお湯が溢れ出た(笑)
中に入る容量をはかってみると70cc。
茶筅を振るにはお湯の量をもっと減らさないといけない。
直しができても、果たして茶碗として使えるだろうか・・・
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Comments (5)
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再会すると運命的な出会いを感じてしまいますよね(大袈裟?)
凄い末広がり具合で確かに茶筅を振るのは技術が要りそうです。
下地の赤漆は金粉を際立てるためでしょうか。 金が削れた時に少し顔を出す赤漆も 日本の「美」ですよね。
お茶にしろおちゃけにしろ、たかだか70cc程度の液体を飲むために、なんと莫大(?)な金子を散じなければいけないのか…今度、告解室に行ってこなければ…けど、神は「人はパンのみ…」とお許し下さいますでしょう…か?
この手のもの持ってましたが、お茶碗→湯ざまし・片口(ほんの一回ぐらいづつ試しただけ)→乾くのを嫌がる珍味類専用の向付→花生…流転の王妃さながらの運命で、いまはなにしているのやら(涙)
小服さん~運命というか、もしかすると他に買い手がいなかったような・・・
お茶を飲む場合、広い方を正面に点てれば問題ないと思うのですが、70cc以下の量で、飲口が微妙ですよ。
下地に赤漆を塗ると金が一層ひきたつと聞いた事があります。
器にとって「下の赤がでちゃった~恥ずかしい~」とかはないですよね(笑)
四月亭さん~人というものは罪深き者のようです。
莫大(4544円)な金子を散じてこそ、人はそこから学び、何時か悔い改める日が・・・
流転の王妃さながらの運命を辿った碗、今頃はどこぞで幸せに暮らしているばずです!
といいながら、この末広がりの茶碗の運命どうなることやら・・・(涙)
>器にとって「下の赤がでちゃった~恥ずかしい~」とかはないですよね(笑)
それってもしかして あの「中の人」が出ちゃった時のフレーズですね。
でも うつわやさんは古墳ではなく古唐津ギャル?ですよね。(失礼)
そういわれれば似たようなフレーズですね(笑)
私は、はっきり言ってギャルとはいえません~
うつわやのおばさんです(正直)