京都で家具などもいろいろと拝見しました。
はじめて目にするものも多く、飾り棚のようで肘掛のような装飾があったり、一つ一つみていくと木目や木の肌合いもそれぞれに違って美しく、九州で目にするものよりも、品格があるように感じました。
帰宅後・・・今までの視線は、使う用途を重視し、無理のない価格で選んで買ってきた李朝家具でしたが、本来の用途や、時代、産地なども気になり始めました。
続きを読む: 李朝の家具
京都で家具などもいろいろと拝見しました。
はじめて目にするものも多く、飾り棚のようで肘掛のような装飾があったり、一つ一つみていくと木目や木の肌合いもそれぞれに違って美しく、九州で目にするものよりも、品格があるように感じました。
帰宅後・・・今までの視線は、使う用途を重視し、無理のない価格で選んで買ってきた李朝家具でしたが、本来の用途や、時代、産地なども気になり始めました。
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続きを読む: 時の流れが止まった町
今日も、晴れ間がでたかと思えば、周囲の音をすべてかき消すような豪雨。作業場の前にはいつのまにか草が生い茂っている。植物にとっては、よい季節なのかもしれない・・・
紫陽花をみて、いただいたコンペイトウを思い出し、まえに大宰府のおもしろ市で入手した小さなガラスをだしてみた。
買ったときに「これは何に使われていたものですか?」とお店の人にお聞きするものの、分からず。逆に「何に使われるのですか?」と聞き返されてしました。
高台の安定が悪く、縁はガタガタで、口をつけると切れそうな感じ、何かの蓋のような気もする。何に使うか分からないまま100円か200円だったので購入したと思う。
そんな不燃物同然のようなガラスの使い道に、今日ひらめきが生まれた。
続きを読む: ちいさな不燃物
言うは易し行うは難し、とでもいいますか・・・なかなか自分の仕事は進まず、ご注文の焼き上がりは遅れておりますm(__)m
試験的にやってみたいと思うことは、いろいろとありながらなかなか実行にうつせず、
いままでポットミルで粉砕していた原料を、臼で挽くととどれだけ違うのか試してみたく、昨年石臼を購入するものの、
挽木がなかったので作ってもらい、年末には出来上がったものの・・・回してみると、結構重くて、試しに挽いてみようと思いながら・・・思うだけで月日は過ぎていく。
続きを読む: 石の臼と木の臼
先日、オークションをみてたら、この木彫が目に止まり、これが皿型に見えてしかたがなく・・・買ってしまった。
彫が深く、とても美しい線の木彫。漆らしきものが塗られた跡もあり、長年装飾として使われていたのでしょう。
まえに、九州国立博物館に古伊万里を見に行った時、ヨーロッパの宮殿で、古伊万里を飾り立てた部屋があり、人形の頭にも古伊万里の鉢(帽子?)がのせられていたのを見て驚いた事がありました。17 ~18世紀には、ヨーロッパの王侯貴族の間で、「シノワズリ」と呼ばれる東洋趣味が流行したらしく、皿や壷も使うためでなく、装飾として壁一面を隙間なく埋め尽くしていたようです。
続きを読む: 木彫りの牡丹
忘れていたものが役立つと、買ってて良かった~と嬉しくなる時があります。
数年の間、買った事すら忘れ、包装されたままだった、吹子。
鍛冶屋になりたいわけでもなく、やきものの焼成に使うわけでもなく・・・板を一枚外して、本棚か展示台にできないかと思い、衝動買いしたもの。
その吹子が、展示会DMの撮影に役立った。
続きを読む: 李朝?の吹子(ふいご)
つい先日、バンダジをいただきました。
知人宅にお伺いすると「いつもお世話になってるから、さしあげます」と言われ「私の方がお世話になってますのに・・・そんな・・・」といいつつ、いつもの事ながら、ちゃっかりいただいてしまった。
調べてみるとバンダジではなくハムというものらしい
http://www.ethnica.jp/guide/korea/装飾品などを仕舞う箱など。 女性の居室アンバンで使われた。女性らしく螺鈿で装飾されたもの。塗りが施されているものなどがある
女性の装飾品を入れる箱のようですが・・・
私が中に入れるのは装飾品ではなく、骨董です!
続きを読む: 李朝のハム(箱)
いつかお茶事をしてみたくて、少しずつ道具をそれえようと、骨董市で買っていました。
漆塗りのよいものは値段もそれなりで、手頃なものを探していると、キズがあったり、生地がプラスチックなどで、なかなか気に入ったものはみつからず・・・
やっと見つけたお気に入りは、数が揃わない3客のみ
続きを読む: 蒔絵のお椀
数日前から大掃除がはじまりました。
今年は暑さに耐えられそうにないので、工房にクーラーを設置するにあたり、
足元(原料置いています)頭上(器を置いています)とも片付をしなければ、クーラーは取り付けられないので、まずは掃除から・・・
掃除をしていると、つでに、ここも、あちらも、と整理しているうちに、
狭い工房に置かれた大量のモノの中から懐かしいモノが出現してきます。
下画像の木型もその一つ。
桃の木型は骨董市で見かけ、この型から向付ができないだろうかと、買ったもの。
その後、桃の向付は、確か・・・試しに作ったみたものの、かわいくなかったので止めにしたような・・・
画像左の小さな紅葉?型は、この中に粘土を入れて形をとり、さらに作りやすくする為にその粘土から石膏で型をとり(木型と同じものを石膏で作る)、箸置にとなりました。
続きを読む: 桃の木型
いただきもののお皿です。
機内食器として使われていた皿らしく
(何度も空を飛んだのでしょうね)
無駄がなくシンプル、完全に用途を重視して作られながらも
現代の量産品とは違い、わずかな歪があり
この少しの歪みに安堵感というか安心感を覚えます。
60~70年代ぐらいのものなのでしょうか?
全く分かりませんが、プレスの皿が大量に作られはじめたのは、その頃ですよね。
続きを読む: プレスの皿
ちょっと 探しものを・・・
"つづら"という言葉自体 聞かなくなりました。
昔話の「舌切り雀」に出てくる「大きなつづらと、小さなつづら、どちらにします?」の葛篭(つづら)です。
この葛篭は、日本のものでは無く、唐物のようです。
(中国製じゃなく、唐物と言うとなんだか、ボロっぽくみえてもありがたい感じがします)
竹の網代で、かなり使い込まれ、飴色に変化してます。
角の摩れやすい部分は、より頑丈に編まれ、長く使えるように配慮されていることがうかがえます。
この"つづら"の中には・・・
続きを読む: 大きな葛篭と小さな籠
今日ちょっと用事がありまして、久しぶりに地元商店街に立ち寄りました。(商店街といってもかなりの田舎で、30%はシャッターを閉ざしてます)
この商店街の入り口付近に古くから営業している食器店があります。
店内の商品はいつも変わらず、
大半が70年代?ノリタケで、楕円の皿や蓋付きの湯呑み、逆三角形のかたちをした飯碗、カレーを入れていたハンドル付き片口のようなモノなどなどの昭和を代表するような懐かしい食器類は、子供の頃に見た当時のままの姿。
30年は仕入れしてない様な気配感の店です。
お盆の来客用にガラス小皿などがないかとのぞいてみると
吹きガラスのなかなか可愛いものがありました!
目的とは違いコップでしたが、値段も一個200円とお手頃だったので5客購入。
お支払いをしようとしましたら
店主のおじいさんは電卓で計算し「400円ですね」
私「はぁ?間違ってません?」
店主「6割引きですから」
よくみると壁に閉店セール全商品6割引き8月31日までと張り紙がありました。
私「では、もう少し買います」
6割引セールとかに弱いですね。
続きを読む: 昭和の吹きガラス
続きを読む: 水玉の切子
このスプーンは窯跡見学の前日に、
インサドン骨董街にて5本¥2,000で購入。
久しぶりに出してみると、
保管の仕方が悪かったのか錆がでてました^^;。
購入後、一つだけ使ったのを覚えてます。
きっと変色している右端のスプーンでしょうね。
このスプーンの素材について検索してみました。
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/fukuyama-museum/hitorigoto/049.html
「黄銅」は今日でいう「真鍮」のことである。銅と亜鉛の合金で、黄色を呈しているところからこの名がある。我が国では文録年間に滋賀甲賀郡水口で藤左衛門という人が、精錬に成功したのが始まりであると伝えられている。
「李朝の膳」を読んでて思い出しました。
以前、あるお宅にお伺いした時に
「これ↓ホカス(捨てる)けど、いらへん?」と問われ、驚きました。
その方は、ダダで貰うと私が気を遣うのではないかとの心配りから
そう言って下さったのかと思い
一応「これ、捨てるもんじゃないですよ~売るとしたら高い値段つきますよ」と言ってみましたが「いらへんか?汚いからなぁ~ほかすでぇ~」と
これは捨てられては大変!
紙縒り(こより)で作られた貴重な膳、現在作ろうと思っても絶対できるものではないです。
もちろん大喜びで頂いて帰りました。
たまに、こーゆうこともあります。
続きを読む: 紙縒り膳の収集!