朝、夕と肌寒さを感じる季節になってきました。
健康だけがとりえのわたしも風邪ひいてしまい、今日のお茶の稽古はお休みです。
風邪にはご注意下さい。
先日のコメントで、ミホ美術館で開催中の「青山二郎の眼」の話になりましたが
この図録とてもよいのでお勧めです。
かなり凝ったつくりで外カバーは「本阿弥光悦作の山月蒔絵文箱」
その中を覗くと同じく「本阿弥光悦作の山月蒔絵文箱の内側」の鹿に梅がありました。
内容は、かなり広範囲のやきもののなかから選りすぐられたもので
青山二郎さんならでは、という感じの印象を受けます。
同じ陶器の写真でも、見る角度やその時の光により印象は随分と変わってきますが、
青山二郎さんが27歳の頃、横河民輔氏のコレクションをまとめた図録「甌香譜」(おうこうふ)は
そのものを捉える角度が、青山二郎さんの目線のようにも感じ、とても面白く
特に「唐鶏頭水注」↓画像2枚目、右側の「甌香譜」の写真にはかなりそそられます。
以前読んだ 青山二郎全文集〈下〉 の「上州の賭場」に登場する
盲目の軍鶏、爺っさん(とっさん)までもが思い出され、早く実物がみたいものです。
「甌香譜」
「唐鶏頭水注」
「斑唐津盃、唐津筒盃」
とても愛らしい「唐津」も楽しみです。
なぜか、呼び継ぎのものを見ると身近に感じてしまいます。
やきものの図録でこれだけ凝った美しい図録は初めてでした。
ミホ美術館より電話でおとり寄せできます。
ちなみに送料着払いで値段は2650円でした。
MIHO MUSEUM
「青山二郎の眼」
2006年~12月17日まで
お問い合わせ TEL: 0748-82-3411
滋賀県甲賀市信楽町桃谷300
開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時まで)
月末、観に行ってきます(^-^)/