September 30, 2007 8:46 PM
名月
今宵も好い月が・・・
じゃなくて、茶碗です。
月のようにまん丸い唐津の碗は
片手にすっぽりと納まる小服茶碗です。
大振りの茶碗を使うときには、なんとなく気構えが必要なのですが
それに比べ、小振りの碗は生活に溶け込み
愛着がわいてきます。
(大振りの茶碗は価格的な問題がありますしね)
この茶碗は平戸系のものらしく
何人かに見ていただきましたが、確実な事はわかりませんでした。
私が平戸系のものを実際に手にとってみたのは数点のみ
焼きが違えば、なかなか判断しがたいところです。
そして、またもや気になっているのは、葭の元窯、柳の元窯という二つの窯。
(過去に上げた図録に掲載されていた高台と似ている↑)
確信がもてるまでには、まだまだ学習が必要ですね。
箱さえない裸の茶碗ですが
とりあえず、名月と名づけました。
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Comments (2)
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フェアお疲れさまでした。一枚目の写真と2枚目以降の写真は同じ茶碗なのですか? 色合いが全然違ってみえるのですが…。
葭の元と柳の元の鑑別は、それこそ出てきた現場に立会いでもしない限り難しそうですよね。平戸系でも小森谷のように細かい粘土質の特徴的な土もありますが、一般に「平戸」というと白っぽい葭の元系の土をイメージしてしまいます。そういう意味ではこの茶碗は確かに平戸っぽいですよね。
bion5555さん、ありがとうございます。
1枚目と2枚目以降の写真は同じ茶碗です。
1枚目の写真は背景に紺色を使い、蛍光灯で照らし撮影。
紺色がグレーに見え、茶碗の色が黄色味をおびてしまいました
こんなに違ってくるとは予想外でしたよ~3枚目の写真が実物に近い色です。
多分、発掘調査資料とかがあるのではないかと、
あつかましくも、いつか拝見させて頂く事が出来ればなんて思ってます。
やはり、平戸っぽいですかぁ~
bion5555さんもかなりお好きなようで、嬉しいです!