うつわやブログ

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April 18, 2007 7:35 PM

唐津のやきかげん

古唐津です!といっても、また小皿...

kwagomuji01.jpg

武雄系 川古窯

ほぼ同じ窯と思われる小皿ですが、その発色、焼け具合は様々です。
発掘品は大半が焼け過ぎたものか生焼けのモノが多く、完全な伝世品(欲しいですけど)と比較すると多少見劣りするものの資料としては大変貴重な価値のあるものです。

これを焼きのあまい順番に並べますと・・・

kawago01.jpg

酸化炎気味の焼きあまめ
二度目の登場ですね

kawago02.jpg

還元炎気味の焼きあまめ
高台の土を見ても"ふかふか"した感じ

kawago03.jpg

還元炎気味の程よい焼け具合でしょうか
(やはりちょっと焼けすぎかなぁ)かなり土が締まってます。

kawago04.jpg

還元炎気味で結構焼けてます!

kawago05.jpg

こちらも還元炎気味
ここまで焼けると、もう磁器ですね。

kawago06.jpg

破れています・・・

私のバカさ加減には自分でもほとほと呆れます
いったいいくら使ったら気が済むのでしょう^^

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Comments (10)

いくら~の気持ち、よく理解できます。

お互い憑かれちゃってますから(笑)。

同じく憑かれてます(^^;・・。
同じ窯の同じ手がこんなに・・・凄いです。
いつも勉強させて頂きありがとうございます。

Moneyさん、私も憑かれていたのですね、気付きませんでした
近頃やたらと唐津が気になるのはそのせいでしょうね^^

bin_sukiさんも憑かれてましたか~
怖ろしい事です!しかし私の買い物がお役に立っているようで良かったですw

憑かれてますねえ~。
同じ窯の手を一度に6種類も拝見すると、焼成の差がはっきり分かりますね。
ふと、料理のテキストに掲載しているステーキの焼加減の断面図を思い出しました。。。
(レア→ミディアムレア→ミディアム→ウエルダン)

はい、憑かれてます^^;
これは分かりやすい例えですね~
ちなみにミディアムレアぐらいが好きかもw。

「ミディアムレア」というのは、画像でいうと「還元炎気味の焼きあまめ
高台の土を見ても”ふかふか”した感じ」に当たるのでしょうか?
もう一つ下のは「(やはりちょっと焼けすぎかなぁ)」というネガティヴな注釈が入っていましたので、そう思ったのですが。
いかがでしょうか?

よくぞここまで揃いましたね~。これは資料としても貴重です。古唐津の焼け加減の尺度ですね。〆(・ω・`*)

desafinadoさん、個人差があるでしょうけど、その辺ですよ~。
この中間ぐらいのものが伝世品に多く見られると思います。

この皿の中では、焼き、ロクロ、高台の削りなどトータルで見ると焼きがあまくても一番上が好きです!
この高台ってかわいいと思いませんかぁ~(やはり憑かれてます^^)


くらいけさん、ありがとうございます。
実はこの皿、最初からこのセットでした。
3~40年前に蒐集家の所を売り歩いてた方(掘師)がいたらしく、
○○衛門氏を筆頭に当時の蒐集家たちは競って購入していたようです。良いものを手に入れるには相場より高く買い、良いものを呼び込んだとか・・・
私はそんなに買えませんが、お話を聞くだけでも楽しくなります。
(完全に憑かれてます^^)

ちなみに、私はステーキはレアが一番好きです。
関係ないようですが、うつわやさんが一番上のお皿が個人的にお好きだというお気持ち、何となくですが分かります。
伝世品なら話は別なのでしょうが、私も一番上のお皿好きです。
端正なのは2番目のお皿ですが、独特な色味と生焼け具合が、個性を感じました。
素人の鑑賞眼で失礼致しました。。。

desafinadoさんはレアが一番ですか^^

いや~素人の鑑賞眼って研究者より凄いと思いますよ。(私も素人)
研究に没頭しすぎると美しいと感じられなくなるとか・・・
って・・最近読んだ本に書いてたような~ちょっと探してきます。

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