March 20, 2016 12:45 AM
"蹲る"と"鶴首"の花入
お問い合わせいただきましたので詳細を・・・
2015年10月に制作した花入の写真と同じものはありませんでしたが、同じときに製作した少し色と形が異なる花入。
離れて写真を撮ると釉薬の表情がうまく写らないので、近距離で分かりやすように。釉薬に藁の灰を使っており、土に鉄分が多いため、全体が赤黒っぽく、釉薬の厚い部分に斑の斑点が僅かみられます。釉薬が厚く焼成温度が低いと白く上がる場合もあります。通常は白と黒釉の掛分けを朝鮮唐津と言ってますが、釉薬が素地に吸われ黒と白の変化が多くみられるものも、朝鮮唐津といっていいものだとも思います。全体の形は最後の写真を参照ください。
蹲る掛花入の詳細を・・・
李朝の甕や古上野の水指などにみられる釉薬の肌合いを意識して作っています。地味でかなり控えめな印象です。
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